（ＴＶＫ）ぼくらの ＃１２

マキ編の前編。
養父母に実の子供が出来て自分の存在に悩むというマキの物語は、
いくらでも深刻に出来るだろうし原作では実際そうなのかも知れないが、
そこをあくまでほのぼの系の家族ドラマに再構成しているのは
やっぱり監督の意向なのかな。ここまで徹底していると
一種の信念が見えるのでまあ原作未読のぶんには問題は感じない。
ただ、あれだけ大規模な被害を出したジアースの
プラモが売られてるってのはさすがにあり得ない気がしたなぁ。
田中さんの暗躍も一つの軸として見えてきたが、
元ヤクザの彼女ってどういう経歴なんだ・・・。
大人側の事情を担うキャラなのかと思っていたけど、
意外と田中さんも青い部分を抱えた人なのだろうか。
作画的には、田中さんが机の横の細い隙間を
ジリジリ横歩きしてマキに近付くシーンや、
階段でマキの母が産気付くシーンの動きなんかが面白かった。