へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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劇場版Air

劇場版 AIR スペシャル・エディション (初回限定版) [DVD]AIR Box 初回限定生産 [Blu-ray]
PC変えたことだし動画を観る実験も兼ねて
GyaOで無料配信中だった劇場版Airを観る。
で・・・残り15分で通信が切れて冒頭に戻った。
うあー何だそれ!? もうネットアニメなんか信じない!!
・・・と物凄く焦ったのだが、あとで早送りが可能だと気付き
どうにかラストまで視聴。
Airは原作も京アニ版も伝聞でしか知らないのだが、
それを踏まえてもこれが原作とはほぼ別物であろうことはわかる。
これは、見知らぬ泣きギャルゲー世界に迷い込んだジョーの話だ。
いや、ジョーというよりズバリ出崎統監督と言った方が適切か。
しかしあまりにも往人さんがジョー過ぎる!!
あのジャンプ!! 体育座り!! 腹パンチ!!
観鈴が輝くゲロ吐いたりもしているが、
一見するとセルフパロディのようなそういう描写も、
出崎監督の世界観と原作の世界観をすり合わせる為には
必要不可欠なものだったのではないかという気がする。
本来はたぶん、これは観鈴の話なんだろうけど、
それをジョー化した往人の話にすることで
作品を強引に「男の物語」に変えてしまっている。何という力技。
原作ファンはそりゃ怒るだろうけど、
監督が作品を自分の元へと引き寄せる方法論としては正しい。
実際、映画としての強度は随分と高まっていると思う。
祭りの狂騒と物語がシンクロしていく部分などはさすがだった。
ただ、劇場版CLANNADの評判はあまりチェックしていないけど、
同じ方法論でもう一作やるのはさすがに無理あるのでは・・・。