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(TVK)キミキス〜pure rouge〜 #24(終)

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星乃さんに対しての気持ちは全部嘘だったんでやっぱり摩央姉最高!!
もう星乃さんには二度と会わないで摩央姉とずっと一緒にいるよ!!
というわけで、光一と摩央姉がくっついて、完。
うわぁぁぁぁ!!・・・としか言い様がないな、これは・・・!!
前回までの流れでそうなるんだろうとは思っていたけど、
実際こうして観せられると覚悟していた以上にキツい、
何かもう本気で光一と摩央姉に対して怒りが湧き上がる・・・!!
そういう方向に落ちるのはもはや仕方がなかったにしても、
やりようってものがもうちょっとあったんじゃないのか!?
結局星乃さんが文句も言わずに身を引いて、
そんな星乃さんに何のフォローもなく光一と摩央姉は二人の世界に突入していき
星乃さん孤独に公園一人ぼっちエンドってのは酷過ぎる・・・。
直前に摩央姉が星乃さんにバトンタッチしたのも、
光一が二度と会わないと言うのも二人なりの誠意なんだろうけど、
観ている方としてはいい加減にしろてめーらという感情しか持てないぞ!!
恋愛が成就して幸せになる者がいればその影で泣く者もいると、
リアルに描くことでテーマをより鮮明にしようとしたにしても、
ここまでメインカップルを祝福する気にさせないというのは
恋愛ものの最終回演出としてどうなんだ・・・。
唯一の希望は、一輝サイドの方は二見さんをちゃんと捕まえて
ハッピーエンドになり、明日夏も自分で二見さんを後押しして
星乃さんほど痛々しい姿を晒さずきれいにまとまったことかな。
一輝にブレがなかったのが本当に幸いだった・・・。
しかし初期には主人公分割&サックス投入で原作ファンを激怒させ、
終わってみればその原作ファンが望んだはずの主人公×摩央姉エンドで
アニメの独自性を支持してきたアニメ版ファンすら叩き落したわけで、
終わってみれば一体これは誰の為の作品だったんだろうと
不思議に思うようなものになってしまったなぁ。
ギャルゲー原作作品をトレンディドラマのように
痛々しさやそんなのアリかというどんでん返しのある形に
再構成するという方法論自体は凄く面白かったし、
実際そういう方向での演出は上手かったんだけど、
結局最初から最後までギャルゲー的萌えアニメ的「恋愛」要素と、
ドラマ的少女マンガ的「恋愛」要素が噛み合わなかった印象。
この作品に本来求められていたのは甘く優しい癒しとしての恋愛で、
我が身に降りかかる痛さや他人の不幸を楽しむ下世話さは
無用のものとされていたのだろうしなぁ・・・。
スタッフの意識と視聴者の意識が延々すれ違っていたような気がする。
それでもまあ、そのズレ方も含めて個人的には楽しませてはもらった。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。