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機動戦士ガンダム00 #25(終)

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「この気持ち・・・まさしく愛だ!!」
「愛ぃ!?」


予想通り空気読まず最後に出てきたグラハムさんに刹那ドン引き!!
アレハンドロとの対決は、デカいの倒したら中からジム百式が出てくるという、
機体のネタ度があまりにも強烈で真面目には盛り上がれなかったのだが、
GNフラッグで駆けつけてきたグラハムが「まさしく愛だ」発言によって
刹那にアレハンドロと同じ「世界の歪み」扱いされるという、
強引極まる最終決戦展開の理屈を超えた勢いには圧倒されるしかなかった。
まさかそんなところからグラハムがラスボス化するなんて・・・!!
世界のことなど考えない軍人気質もガンダムへの固執も、
確かに世界を変革するガンダムになるという刹那の決意とは
相容れないものなんだろうけど、
いくら何でもあの短時間で因縁爆発させるのは無茶だ・・・。
刹那とアレハンドロとの問答やアレルヤとハレルヤの関係決着など、
見た目も熱くて単純に面白いのだがテーマ的な部分は
ほとんど無理矢理こじつけて一旦終わらせただけという印象しかなかったなぁ。
結局リボンズに使い捨てられたアレハンドロの雑魚ぶりが哀れ。
第二期への布石となるエピローグには半年話題を持続させるに充分なネタが満載。
あ、仮面役はやっぱりグラハムですか・・・。
何となく雰囲気が阿修羅っぽいのは凌駕する存在だから?
性格まで冷酷に変わってたりすると嫌だなぁ・・・。
コーラサワーさんは普通に生存していた模様。一瞬、背後霊かと思ったぞ。
サーシェスは呑んだくれているものの無事っぽい。
ネーナはチャイナのところへ転がり込んで新ガンダムの開発手伝いかな。
マリナの元をメガネ秘書さんが去るシーンでチャイナとネーナの会話が入ったので、
ネーナがメガネ秘書に変身したのかとしばらく勘違いしてた・・・。
しかし何だかんだでメガネ秘書はマリナを支えてくれるのだと信じていたのに、
あっさり退職って酷過ぎる・・・。マリナはこれで孤立無援かー。
そして、最大の謎は宇宙に出た沙慈のメールも無視して
ルイスがティエリア・・・みたいな人と一緒に居ること。
EDクレジットに「リジェネ」というキャラ名で朴ロミがいて、
一体どこに出てきたんだろうと探してしまったのだが、
はっきり確信持てないがあのティエリアみたいな人の「フッ」が朴ロミ!?
だとするとあれティエリアじゃないの? なのにロックオンと同じ髪型?
ティエリアの兄弟とかティエリアの記憶を受け継いだコピーとか
いくらでも妄想する余地はあるが・・・いくら考えても今は仕方ないか。
ルイスに関しては、腕を治す為にその技術を持つ勢力と
接触することはあり得るのかなと思ったりはするけど。
第一期のまとめとしては、世界の様相を俯瞰して描いていく前半が、
観ていてタルいのは間違いなかったものの個人的には興味深かったので、
後半になり個々人のドラマに寄っていくにつれて
前半のテイストがどんどん消えていくのが少し残念だった。
掲げた理想に対して現実が追いついていかなかったのは
まさにソレスタルビーイングと同じような状態で、
それを狙ってやっていたのだとしたら凄いが・・・それはないか。
ただ、水島精二作品はいつもスロースターターなので、
この作品も本番は第二期からということになるのだろうと思う。
このテンションを上手く引き継いだうえで、
世界や歴史を俯瞰する当初の理念も体現する作品になってくれることを祈る。