(TVK)BLASSREITER #6
デタラメな残像 sad rain
ゲルト、死す。
ゲルトを巡るマレクやヘルマンの葛藤、そしてジョセフとゲルトの会話など、
死に至るまでの描写とそれが生み出すものへの視線が非常に丁寧だった。
一時は主人公格のように扱っていたゲルトをここで殺し、
物語の中心をその想いをそれぞれバラバラの解釈で受け取った
ジョセフ・ヘルマン・マレクに移していくという構成も見事。
特にマレクのラストのセリフは、そういう方向にいくのかと驚かされた。
これは単にデモニアック化する以上にマレクは地獄変してしまいそうだなぁ・・・。
アマンダとは血の繋がらない姉弟だったようなので、
余計に関係が背徳的なものに見えてきたぞ。
鬱展開は嫌だけど、邪悪覚醒して持て余してきたエロ姉への想いを
ぶつけるような展開になったりしないかと若干期待してしまう・・・。