へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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図書館戦争 #12(終)

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隊長は意識不明の重体、堂上はショックで意識が飛んだまま、
そんな状況でマスコミは図書隊のバッシングを始め
司令が責任を取って辞任する事態に。
そしてマスコミのマイクが容赦なく郁の前に突きつけられる。
というわけで、最後の敵は他ならぬマスコミと世間の認識ということに。
なるほど、良化隊は傀儡、図書隊内部のいざこざも所詮は方向性の違い、
本当に検閲を助長しているのは世間の無関心とそれを覆うマスコミなわけか。
郁がTVカメラの前で自分の意見を高らかに主張するクライマックスで
ドサクサ紛れ的に「小説とか映画とかドラマとかアニメとか!!」と、
アニメ規制についての話題に持っていったことで、
このアニメ版も独自の主張を最後に持てたのだろうか・・・。
いや、かなり強引な持っていき方ではあったにせよ。
隊長も堂上も無事回復し、郁と堂上のラブコメもほぼ決着。
色々あったものの爽やかに完結していて悪くはない最終回だった。
しかし全体としては、少女マンガ的な演出と働く女性視点の話作りが
戦争というギミックと噛み合わせが悪過ぎて、終始空回り気味だった。
組み合わせた際のギャップを狙っていたのはわかるんだけど、
実際組み合わせたらギャップを楽しむどころではなく
何か闇鍋的なものが出来上がってしまったというか・・・。
少女マンガラブコメも働く女性ネタも戦闘描写も、
単体で見れば完成度はかなり高かったので
ぶつ切りに楽しむぶんにはそれほど難はなかったのが幸いかなぁ。
声優陣では、前野智昭の清涼感のある声と演技が印象的だった。
上手くいったところもいかなかったところも含めて、
挑戦的な作品ではあったと思う。スタッフの皆様、お疲れ様でした。