コードギアス 反逆のルルーシュR2 ＃２３

コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume05 [Blu-ray]
コードギアス 反逆のルルーシュR2 Sound Episode4
コードギアス 反逆のルルーシュR2 Sound Episode5
コードギアス 反逆のルルーシュR2 O.S.T.2
世界中にフレイヤを打ち込みシステム的に戦争の起きようがない
恒久平和状態を生み出してやるから言うこと聞かない奴は皆殺しという
本性を露わにするシュナイゼルと、全ての罪を背負ってゼロレイクエムで
決着つけてやるんで部下は全部ギアスで操って捨て駒扱いだし
もうナナリーだろうが黒の騎士団だろうが皆殺しという道を
歩み出したルルーシュが、世界の命運をかけてついに激突！！
・・・どっちが勝っても世界は地獄としか思えないんですけど！？
何という泥試合、どっちもどっちというか、
もう本当に誰も彼もがどうしようもない事態に陥ってしまっている・・・！！
最後の希望かと思われたナナリーまでフレイヤの発射を引き受けたことで
結局血にまみれてしまい、完全にこの世界から無垢な存在が消えた。
あとに残るのは、修羅達の戦争だけなのか・・・。
一応扇がヴィレッタを見事孕ませることに成功し
未来への希望を繋いでいるようにも見えるけど、
それすらも扇がここを生き延びたことで美しいまま終わる気がしない。
身重のヴィレッタの方が死んだりしなきゃ良いんだけど。
自分の意思で戦う場所を選んだジノも、またしても記憶を餌に
戦いに駆り出されるアーニャも、星刻も藤堂も千葉もカレンも、
フレイヤ阻止の研究に罪滅ぼしを懸けるニーナでさえも、
結局はただの駒としてルルーシュとシュナイゼルの
チェスゲームに介入することは許されない状況になってしまった。
唯一例外はもしかしたら玉城なのかも知れないが、
玉城がこれ以上何か出来るかというと疑問だしなぁ。
あとは本当に、いきつくところまでいくしかない・・・というだけなのか？
それはもう物語ではなく確認作業になってしまうんじゃないのか？
何かもう、壮絶とか悲劇とかいうよりも、
ただひたすらに滑稽でとりとめのない形に全てが解体されていくような、
変な虚しさが通り過ぎていくだけの流れになっているような・・・。
しかし、そういう感慨こそこの作品が最終的に辿り着くべきものであり、
まさに監督が狙った演出なのだろうことを考えると更に恐ろしい。
面白いつまらないという次元を突き抜けてきているのは確かなのだが、
果たしてその突き抜けた先には何かあるんだろうか？
シュナイゼルの仮面にまだ深い真実が隠されているとか、
ルルーシュとC.C.、ルルーシュとスザクの関係が
僅かでも希望を残すものになってくれるとか、
そういう儚い期待だけを胸にあとはもう視聴者もただの駒になって
全てを見守り続ける以外に選択肢はないのかも知れない・・・。