へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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(TVK)ef - a tale of melodies. #10

ef - a tale of memories. Blu-ray BOX (初回限定生産)ef - a tale of melodies. 1 (初回限定版) [Blu-ray] ef - a tale of melodies.ORIGINAL SOUNDTRACK ~elegia~
ef - a tale of melodies. 2 [Blu-ray]
優子と、火村と、未来という名の少女の、セピア色の思い出。
OPなし、全編モノクロ調の色彩で語られる火村と優子の最後の日々の話。
現代の優子の状況にしろ今回の画面演出にしろ、
優子がここで死ぬのはわかりきっていることなのに、
ようやく手に入れた幸せな時間を生きる二人の姿が微笑ましくて
未来との疑似家族的な繋がりとともに切なさを増大させていたなぁ・・・。
未来=ミズキの過去と、そのいつも笑顔でいる理由、
更には久瀬との本当の馴れ初めなんかには結構驚いた。
あの、この作品のなかでは似つかわしくないほどのポジティブさが
ネガティブ女王だったはずの優子に与えられたものだったとは。
浮いているように配置されていた二人が実は最大の合わせ鏡関係だったわけね。
しかしこうして改めてこの時代の出会いを見ると・・・犯罪だよ久瀬!!
優子の最後は、突然の交通事故というのはともかく、
その後のあの状況は何なんだ? 轢き逃げされたってことなの?
地力で木に寄りかかるまではいったけどそこで力尽きたのか・・・。
轢き逃げなんだとしたら火村がこの街そっくりでありながら
誰もが優しいもう一つの街を作った意味もまた深くなってくるが。
ラストシーンは突入時にかかるOPの破壊力が凄まじくて、
正直第一期に比べると今一つかと思っていたOPの真価を見せつけられた。
ただ、救急車も呼ばずに優子の遺体を抱えて歩く火村の姿には、
母親を亡くした幼年編の範馬刃牙みたいだと突っ込んでしまった・・・。