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ソウルイーター #51(終)

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全てを懸けて鬼神に挑むマカだったが、ソウルは戦闘不能になり
土壇場で覚醒した自身の武器化能力も鬼神の前には通用しない。
だがそれでもマカには鬼神を恐怖させる唯一最大の武器があった。
その名は勇気、そして勇気を込めた普通のマカパンチが鬼神を襲った!!
・・・というわけで、最後はマカパンチで決着。
上条パンチといい夏目パンチといい、今期は黄金の拳を持つ主人公多いな!!
マカ武器化展開は意外性と見た目のカッコ良さでなかなか痺れたのだが、
それを超えての決着法がマカ一人でのワンパンだったのには驚いた。
タイトルごと無視されたソウルって一体何なんだ・・・!?
何故わざわざマカ一人での決着という方式を取ったのかは、
正直色々考えられるにしてもスタッフの真意が良くわからないのだが、
あくまで大人の期待や仲間関係の中で与えられていく役割というものを
マカが超克していく様子を描きたかったってことなのかな・・・?
ソウルと一緒に戦ってしまうと男女一緒に頑張ろうという
恋愛・結婚・良妻賢母的なフレームに収まってしまうので、
女の子が自立した状態でラスボス倒すって形にしたのか。
ただ、そのわりには全体の構成は少年マンガの王道なので、
男の子主人公のソウルが除外されるのはどうしても違和感が・・・。
まあマカ以外のキャラの扱いに不満はあるものの一人の成長を描き切り、
テンション高く終わってくれたのは良かったのだが。
全体としては、序盤はとにかくハイクオリティかつセンスの良い作画の魅力が
非常に強かったのだが、キャラが固まってくるにつれてドラマ的にも
盛り上がりを見せてきて最終的には王道少年バトルアニメになってくれた印象。
監督:五十嵐卓哉の心理描写に長けた個性と、脚本&作画をはじめとした
周囲のスタッフの個性が上手く組み合わさってくれたなぁ。
オリジナル展開に突入してからの最終決戦が若干ダレたのが残念だったが、
それでも語るべき部分は全て押さえてくれていてバランスは取れていた。
あとはやはり、何といっても主演の小見川千明内山昴輝の活躍。
特に小見川千明はこれが初声優とは思えないくらいの堂々とした主演ぶりで、
多少の棒読みがマイナスにならないパワフルな演技が素晴らしかった。
時折見せる本気の叫びや泣きの芝居もまた印象的だったなー。
マカの成長に合わせて声優の成長が見事に「魂の共鳴」をしていたのは
それだけで作品の価値を高めてくれたように思う。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。