ドラえもん ＃１５９

脚本＆絵コンテ：渡辺歩による「あの窓にさようなら」。
部屋の窓の景色が別の窓の景色に変わるという道具の特徴に合わせて、
固定視点での構図や見る・見られるという視線の差を意識した
画面作りが非常に丁寧に行われていて、派手なところはないのに
確かにいつもとは一段レベルの違う内容だと感じさせてくれて見事だった。
特に窓から見える物語に没入したドラえもんとのび太を
外からの絵で見せて終わるラストは爽やかでありながら
どこかスパッとした切れ味の良さがあって面白かったなー。
あと、一応のび太が足を怪我しているという設定があるのだが、
ジャイアンやドラえもんにそれを気遣わせる描写を入れていたのが印象的。