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夏のあらし!〜春夏冬中〜 #13(終)

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一が成長した先に訪れるあらしとの本当の別れ・・・という
真最終回ネタは小説オチで投げっ放して初心に帰って爆弾フルーツネタ最終回。
・・・これもまた一つのループ構造と言えたりするのかも知れないなぁ。
最終回に至って時間移動ものにおける平行世界による無限の可能性を否定して
未来に向かう現在の努力を惜しんじゃ駄目だという結論を一応出していたのも、
タイムリープものとして、またそういうのが異様に多かった09年及び
2000年代の締め括りとして意外と相応しい内容になっていた気がする。
まあ、それでやってることはキウイ爆弾争奪戦なんですけど・・・。
正直、第二期全体としては第一期で果敢に挑んでいた
戦争ネタのようなシリアスな側面を極力省いてしまっていて
作品としては後退していたんじゃないかとずっと思っていたのだが、
この緩やかなオチの付け方を考えるとシャフト作品としては
むしろ本道に戻って意義のある形に収まったのかな・・・。
OP&EDの変更がほとんどなかったり、オマケコーナーが本編ネタに回収されたり、
明らかに第一期と比べてネタの作り込みや構成が甘くなっているんだけど、
そのユルさが逆に安心感に繋がっていた面もありなかなか判断が難しい。
あと、エロコメ要員が潤に特化していたのは・・・正しい判断だった!!
09年だけでも多過ぎるシャフト作品のなかでは
それほど尖ったところがなくて地味に落ち着いてしまった印象だけど、
それゆえにスタッフの地力の高さが良く見えた作品でもあったな。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。