へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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侍戦隊シンケンジャー(終)

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ラス前と最終回を連続視聴。
姫が姫ママンになるというウルトラCな殿影武者問題解決といい、
最終回の生身アクション&ボロボロになりながらのロボ戦決着といい、
最後の最後まで恐ろしく構成を考え抜いた完成度の高い作品だったという印象。
使命の為に集ったサムライ達がそれぞれ在るべき場所に帰っていき、
殿がそれを寂しく見送って終わるというラストシーンなんて、
ハッピーエンドのはずなのに最初から使命以外の生き方を持っている仲間達と
まだこれから新たな道を探し始めなければならない殿との温度差が良く出ていて、
古風な武士道テーマの美しさを肯定しながらもそれを現代社会に
どうフィードバックしていくべきかという感覚をきちんと押さえていて感心した。
正直、初期は武士道テーマの打ち出し方があまりにも紋切り的に感じられて
その完成度に反して個人的にあまり作品に入り込めなかったんだけど、
後半から一度武士道を確立したうえでそれを更に解体する作業に入ってきて、
そこからは非常に現代に寄り添った物語になっていたように思う。
特に殿の影武者問題なんかを考えると「ディケイド」と共闘したのって
意外と重要な出来事だったのかも知れないなぁ・・・。
あとは、姫も入れて七人の侍になるところを一度観たかったかな。