花咲ける青少年 ＃３９（終）

最終回。
セレブの名も権利も捨てたけど最終的には金と人脈の力で
幸せゲットだよ！！・・・みたいな、ハッピーエンドなんだけど
何となく釈然としないものも残るエンディングだったなぁ。
花鹿もリーレンも自分では名前捨てたとか言って覚悟しているようで、
最後に実はセレブ感覚がまったく抜けてないの丸出しになってたのに笑った。
その辺はあくまで過ごしてきた時間を否定するわけではないし、
セレブであることと人間性とは別物なんだという落としどころではあるのかな。
個人的に見始めたのが中盤の政治劇が本格化してからだったのだが、
印象としては世界を股にかける大きな背景と個々人の恋愛ドラマが
破綻せずに両輪として最後まできれいに回っていたのが非常に面白かった。
やっていることは基本的な王道恋愛ものなんだけど、
シチュエーションの構築でそこに留まらない射程を生み出していたのに感心。
声優陣では嫌味のない逆ハーレムヒロインを演じさせたら
右に出るものがない遠藤綾が相変わらずの安定度を発揮していたのをはじめとして、
男性陣も個性を活かした魅力を見せていて全体的に安心感が強かった。
むしろハジケていたのは悪役を担った子安武人と新井里美だったな・・・。
今後地上波放送もあるだろうし、見逃した前半はそっちで補完出来るかな。
ともかく、スタッフの皆様、お疲れ様でした。