ブレイクブレイド 第一章＆第二章

劇場アニメ ブレイク・ブレイド 番外編ドラマCD
先週の第一章を見逃したので、結局第二章放送直前にバンダイチャンネルで五百円払って第一章も観ておいた。
結果的に、第一章の方が面白かったんで作品全体を評価するうえでは良かったのかな。
一時間の劇場版を全六部作で公開するという手法が話題となっている作品だが、実質的には１クールのTVアニメを二話ずつ劇場公開しているって感じで、いわゆる劇場作品らしい気負った作りにはなっていない。
それが良いところでもあり悪いところでもあるのかなぁ。異世界ロボットアニメとしては水準以上の出来で、石像が殴り合っているという雰囲気のロボ戦などは素直に楽しめるのだが、反面世界観の説明やキャラ同士のドラマは薄くなってしまっている印象。
特に第二章なんだけど、前半のロボバトルと後半の主人公の葛藤のドラマが途切れなく語られるせいで演出がチグハグになっている気がする。
これ普通にTVシリーズで話数が分かれていたら演出にメリハリが付けられてそんなに違和感ないと思うんだよなー。一時間で一応劇場作品らしい起承転結を付けなければいけないのは厳しい・・・。
ただ、音響については劇場鑑賞を前提にしているだけあってかなり凝っている模様。TVやPCだと何となくしか伝わらないが。
声優陣では保志総一朗のロボットアニメ主人公らしさ抜群の演技が気持ち良い。
あとはやっぱり、親友に寝取られた金髪人妻王妃ヒロインな斎藤千和と十二歳巨乳の花澤香菜か。どちらもキャラ設定の尖り具合を上手く緩和している。
第一章にはサービスシーンがあったのに第二章ではなくなっていたのが残念。原作改変してでもそういうのは毎回入れておいて欲しい。
ロボットアニメとしては可能性の大きい作品ではあるので、手法が成功するかどうかはともかく妥協のない作りを続けてくれることに期待。