（ＴＶＫ）生徒会役員共 ＃１３（終）

薄桜鬼にあとを託して生徒会活動の嘘回想をする最終回。
途中でEDが始まった時にはどうなることかと思ったが、悪ノリが空回って終わる感じはいかにもこの作品らしくて、いろんな意味で面白かった。
最終回だからなのか、声優陣のツッコミ演技が加速していたのも楽しかったな。
あと、最後の最後にロボ研のメガネっ娘が出てきて、声優は新人っぽいなー誰だろう・・・と思ったら椎名へきるだった時の衝撃！！
ここまで登場引っ張って、どんな仕込みしてんだよ！！　しかしドリームクラブでもピュア紳士相手に働くらしいし、椎名へきるもどんな新境地に向かってるんだか。
全体としては、初期こそネタのテンポが悪く日笠陽子のあっけらかんとした下ネタ演技ばかりが突出する印象になっていたが、回を重ねるごとに着実に演出の幅が広がっていくのが興味深かった。
こういう１クールの一発ネタに近いアニメ化で、明らかに作品が成長していく過程を見られたのは何か貴重だったなぁ。
無駄にハイクオリティな作画も最後まで安定していたし、声優陣のテンションがどんどん上がっていくのも楽しかった。浅沼晋太郎のツッコミ芸の進化・・・！！
それと、たぶん準備期間が長かったからなんだろうけど、この作品１クールものにしては妙にDVD&ブルーレイの発売ペースが早くて、それが売り上げにも繋がっているようなのが気になった。
監督絵コンテで演出法を練っていけたのも作画の安定感もスケジュールあってのことだろうから、結果的に企画の動かし方が上手かったんだろうな。
原作での一年間でまとめたこともあり、まだ原作ストックは残っているので新たな展開にも期待。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。