（ＴＶＫ）ロウきゅーぶ！ ＃１２（終）

ロウきゅーぶ! いんたーばる1
白熱した練習試合は苦い結末を迎え・・・それでも前向きに進んでいく最終回。
Aパートの試合描写、Bパートのドラマ展開、そしてオチの小学生メイドハーレムとこの作品らしい要素を巧みに組み合わせたバランスの取れた終わり方。
試合で各キャラに見せ場を与え、後半でその成長を改めて確認してエンディングに持っていく構成はシンプルに良く出来ていたなぁ。
青春ドラマだけでも充分なのに最後にメイド持ってくるやっちゃった感も悪くなかった。
全体としても、本当にこんな食い合わせの悪い題材でどうするんだという心配をよそに凄く的確に各要素を捌いていて感心するところが多かった。
何というか、今の時代にロリアニメを作るうえでの大人の仕事をまざまざと見せつけられた気分。
一歩間違えば本当に世間的に抹殺されかねないテーマをこれだけ真摯にまとめ上げたのは立派だと思う。
実際この作品の成立によって条例やら何やらで消えかけていたロリアニメの火が再び灯るかも知れない・・・まあ、灯ったら余計ヤバい気もするけど。
作画的にも不安定な部分はあったにしろ、このキャラデザでリアルな小学生バスケを描くという挑戦は一定の成果を上げていて良かった。
そして、誰もが企画の無茶振りに戦慄した「RO-KYU-BU!」の五人も終わってみればハマり役で各々魅力的だった。特に小倉唯は今期でブレイクと言ってよさそう。
一応きれいに終わってはいるものの原作ストックも余裕ありそうだし、第二期も狙えそうかな。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。