（ＴＶＫ）神様のメモ帳 ＃１２（終）

TVアニメ 神様のメモ帳 ドラマCD シャッターチャンスの裏側
TVアニメ 神様のメモ帳 アリスの勤労感謝を耐え忍ぶCD
犯人を探す為に主人公がヤクをキメていますが撮影用の特殊なヤクを使用しています。通常は後遺症が残りますので真似をしないでください。
・・・みたいなお断りもなしに鳴海がヤク中になってヤク中を見つけ出す最終回。
いやさすがにこれ駄目だろー！！　原作がどういう流れだったのかはわからないが犯人探す目的の為だけにキメちゃうって、それもはや探偵の仕事でも何でもないぞ！！
最終回になってアリスや手下どもの無能ぶりを際立たせただけじゃないか・・・普通にそこらのヤク中の尾行でもしろよ・・・。
それでいて、トリップ中の鳴海の描写や犯人との対峙でクスリ駄目ゼッタイ的なメッセージを発しているのも謎。
何だかずっと付きまとっていた矛盾点や突っ込みポイントが最終回になって全部一気に吹き出したような残念さがあったなぁ。
屋上で花が咲くラストシーンは絵として非常に美しく、ED曲と相俟ってそれだけで感動的な雰囲気は生み出されていたものの、やっぱり突っ込みどころは多かった。
屋上荒らされるのが嫌で屋上から飛び降りたって現場検証なり何なり余計されるだろうし、そもそも死者の声を代弁するって彩夏死んでないし・・・。
全体としても、小倉唯演じるアリスの美少女ぶりと作画の丁寧さは好感度高かったが、どうしても話の内容がチグハグで入り込めない部分が多かった。
原作の流れを再構成した弊害も大きいのだろうけど、鳴海という少年の基盤を明確に出さないうちにヤクザになっちゃったりアリス不要の大活躍を始めっちゃったりといった展開はもうちょっとどうにかして欲しかったなぁ。
もしかしたら原作とアニメスタッフで物語における価値観の解釈に齟齬があってそれがチグハグさを生んでいたのかも知れない。
良い素材は揃っていただけに勿体なくはあるが・・・スタッフの皆様、お疲れ様でした。