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(新)ペルソナ4 THE ANIMATION #1

ペルソナ4 1 【完全生産限定版】 [Blu-ray]ペルソナ4 2 【完全生産限定版】 [Blu-ray]ネバー・モア -「ペルソナ4」輪廻転生(通常盤)
熱狂的ファンを多く持つアトラスのRPGシリーズ最新作をアニメ化。
監督:岸誠二、助監督:松本剛彦、シリーズ構成:柿原優子、キャラデザ:森田和明、制作:AIC ASTA。
「3」のスピンオフだった「トリニティソウル」とは違い、今回の「4」は原作ゲームの忠実なアニメ化をコンセプトとしているようで、徹底して原作演出をそのまま再現する手法が取られている。
特徴的なOP曲や戦闘BGMは勿論、日付変更時のカレンダー演出や汗マークをはじめとした漫符表現、更には必殺技を放った際の擬音入りカットインまでゲーム通りにやっている模様。
普通ここまで原作通りだと手抜きに見えかねないのだが、原作ゲームにオリジナリティを与えたポップなマンガ演出はアニメにおいてもなかなか新鮮な驚きを放っていて、これはそのまんまやることが一つの挑戦になっているんだなと納得出来る。
そのまんまやる為に昨年死去した田の中勇に代役を立てず、ゲーム音声のまま出演させるという荒業にも感激したなー。
そもそも岸誠二を中心としたスタッフ陣の作品は序盤は原作の魅力を極限まで引き出して後半からアニメ独自のプラスアルファを加えていくのが常なので、現時点では素直に原作再現度の高さに安心しておけば良いんだと思う。
主人公がプレイヤーの分身ではなく個性を持っているという原作との最大の相違点について、この第一話では敢えて最後まで主人公の性格的描写を避ける仕掛けがされていたのも、まずは原作再現して主人公覚醒でアニメ路線に引っ張り込むという作戦だったのかな。
実際、それまで無口だった浪川大輔が突然邪気眼発動するクライマックスはインパクトあったし。
あとは原作再現を貫く為に必要なクオリティを落とさず続けてくれれば良いのだが・・・何かゴタゴタが伝わってきてちょっと不安。