へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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輪るピングドラム #13

輪るピングドラム 1(期間限定版) [Blu-ray]
Shadow
運命の始まりの日の思い出と、運命に抗う為の重い代償。
両親が犯罪者として逃亡し兄妹達だけ残されてしまった過去の絶望と、陽毬を失いそうな現在の絶望が運命の名のもとに一緒くたに流れていく構成が極めてシビア。
観ていて、キャラの喋っている内容は半分も正確に理解出来ないし、何が起こっているのかなんて想像している暇もないのだが、それでも画面に込められた切実な熱に引き込まれ目が離せなくなる。
これ本当にとんでもない領域に踏み込んできていると思うのだが、追いかける者にもまた相応の覚悟を強いるのでなかなかしんどい・・・!!
オウム事件をリアルタイムで観ていた世代だから余計にそう感じるのかなぁ・・・。ニュースの描写に、一年以上ワイドショーがその話題だけで埋め尽くされていたあの時代の匂いが蘇ってくるようで何か脳の奥の方が痛くなる。
謎解き的な見方をするぶんには色々とヒントも増えてきているし、そろそろ予想が立ちそうな要素も出てきているが、この作品についてはひたすら翻弄されながら観るべきなのかも知れない。
EDはこれ変更になったのかな。あの少女達のエロスがもはや罪深いものに見える・・・。