へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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輪るピングドラム #19

輪るピングドラム キャラクターソングアルバム
輪るピングドラム 3(期間限定版) [Blu-ray]
絵コンテ&演出&作監&一人原画:後藤圭二で陽毬が自分の王子様を思い出す話。
後半、真砂子が乱入してきてからの展開は物語の先の読めなさと映像的な訳わからなさがシンクロしていくのが興味深かった。
あの球体は何なんだ・・・と思わせておいて実は家の裏が子どもブロイラーの施設でしたって流れはゾクっときたなー。
これまでの一家団欒、あの家での幸せな時間が全て虚飾だったと一瞬で思い知らされる衝撃・・・。
一家の大黒柱を自称しながら実は自分だけ両親に会い続けていた冠葉、過去と想いを封印し続けていた陽毬、二人の仮面が容赦なく剥ぎ取られていく様子もエグくて良かった。
そして・・・ここまで役立たずとして扱われ続けてきた晶馬が一気に王子様へと転換。
晶馬は等身大の存在として物語を総括していくポジションになるのかなと予想していたのだが、運命のど真ん中に立っていたのは実は晶馬だったのか。
桃果が多蕗を助けた時と、晶馬が陽毬を助けた時の状況がほとんど同じなのも桃果と晶馬に何か関係があると示しているのかな。
そもそもあのブロイラー施設、地下鉄事件のあとも普通に稼働していたってことになるのだがこうなってくると陽毬との血縁どころか冠葉と晶馬が双子なのも両親の子どもなのも全部疑わしくなってくるな。
何もかもが家族ごっこに過ぎなかったと暴露されて、そこからが本題か・・・。