森田さんは無口。2 ＃２６（終）

美樹と千尋のケンカに森田さんが心を痛める最終回。
ケンカ自体は原因も仲直りもさっぱりわからないまま済んで、森田さんの悶々とした心の動きを追うことだけに徹していたのがこの作品らしい見せ方で良かった。
相変わらず何事もなく終わったけど、一定の満足感は確実にある良い最終回だったなー。
全体としても、ショートアニメの利点を活かしたサクっとした心地の良さがクセになる佳作だった。
四コマ系日常萌えマンガをゴージャスにしてTVアニメとして成立させる方法論が主流になっていたなかで、元のユルさをそのまんまアニメ化するこの作品の手法は画期的だった気もする。
本編が三分という思い切りも正解だったと思う。男子高校生やカコカワと比べるとわかるけど、五分を超えると実は長い・・・。
あとは山下敏成の作画が気楽に観られるというのも結構大きかったな。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。