へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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(新)輪廻のラグランジェ #1

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日産自動車とコラボした鴨川ロボットアニメ。
原作:ProductionI.G、総監督:佐藤竜雄、監督:鈴木利正、シリーズ構成:菅正太郎、キャラ原案:森沢晴行、キャラデザ:乘田拓茂&小林千鶴、制作:XEBEC
・・・何で原作はIGなのに制作はジーベックなんだ。おかげで佐藤竜雄や鈴木利正が久々にロボットアニメを手掛けることになったのなら結果オーライだけど。
オリジナル企画ながら企業コラボ、ご当地コラボ、キャラ原案がドリクラの人・・・などなど、流行りの売れ線要素を積極的に導入した意欲作。
しかし本編はというと、元気で人気者なヒロインが宇宙人の女の子に連れられてロボットに乗り込んでバックドロップ!!・・・という流行りの要素とはかなりズレた古風な展開。
少女主人公の扱い、周囲との距離感と関係性、レトロSF路線など今期の佐藤竜雄のもう一作「モーレツ宇宙海賊」とコンセプトが結構被ってる印象。
ただこちらは見た目に華があって作りも豪華なので今のところ古臭い感じはしない。
主人公の「まるーっ」とか、昔懐かしいノリが逆に一周巡って新鮮ですらあるような。
あと佐藤竜雄作品として「ムリョウ」に似た雰囲気あるのが個人的にはちょっと嬉しい。
むしろガールミーツガールの部分はそのまんま女の子版ムリョウと考えた方がしっくりくる気がする・・・。
日産グローバルデザイン本部によるロボットは、奇抜な形状にまだ慣れなくて何とも言いがたい。
初戦でバックドロップ出したのは先進的なデザインを敢えて泥臭い方向に引き寄せる目的もあったのかな。
必殺技でロボットに個性を与える王道演出を軽妙にこなしていたのはさすがだったな。お飾り同然で利用されていたヒロインが文字通り一発で全てをひっくり返すオチも鮮やか。
主演の十代声優コンビ、石原夏織瀬戸麻沙美のフレッシュさも魅力的。
石原夏織が元気な主人公を堂々とこなすのはある程度想定内だったけど、瀬戸麻沙美のクール系も意外とハマる。
放っておいても今年ブレイク確実っぽかった二人だが、揃えた以上はこの作品で爆発させてあげて欲しい。
個人的にはロボットでガールズものってウケそうでなかなかウケないジャンルなんで、今度こそ成功に期待したい。