輪廻のラグランジェ ＃１２（終）

視聴者の知らないところで長い戦いが終わり、別れの季節がやってくる最終回。
マジで一週飛ばしたかと思って超焦ったじゃねーかよー！！　バンダイチャンネル配信だと毎週放送の感覚が狂うから怖いんだよ本当に！！
というわけで、ランとのお別れが迫るエピローグから入って最終決戦は回想で済ませる構成でした。
前回ある程度は楽しめたとはいえ、最終回ももっとド派手にロボットバトルして欲しくはあったなぁ。
ジャージ部のドラマとロボットとどちらを優先するか天秤にかけて、迷いなく前者を取ったことについてはスタッフにブレはなかったんだろうけど。
ただ、まどかの覚醒にしろお兄さまが現れてのなし崩し決着にしろキャラの意思が介入する事態があまりに少なくて、結局流されるままに終わってしまった感覚は強かった。
第二期への伏線を張るにしても、情報投げっぱなし終了だったのは不満。
っていうかヴィラジュリオの本心を隠したままムギナミがまたそっち戻っちゃたら、明らかに色々ヤバいだろ！！
あの最後のお手紙に頭文字繋ぎで「タスケテ」と仕込まれているとかそんなネタが一瞬脳裏をよぎったし・・・。
まどかとランの百合百合に振り切ったお別れの様子は情感ある演出が良好だった。
まあ、お前らいつの間にそんなガチ恋人みたいなことになったんだ・・・とは思ったが。
しかし、突っ込みどころ満載のまま鴨川の景色とともに暮れていく感じが凄くこの作品らしくはあって、変なノリだが一貫性はあった気がする。
何というか、ゴテゴテした企画を背負わされながらも妙に脳天気に突っ走っている雰囲気が、まどかにもこの作品そのものにも似合っているんだろうなー。
ともかく分割２クールは決まっているので、第二期では更なるブラッシュアップを望みたい。
あと、この第一期の石原夏織と瀬戸麻沙美は今だからこその演技だったんで、少し期間が空いてどうなるのかは楽しみだな。