へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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(新)LUPIN the Third -峰不二子という女- #1

ルパン三世シリーズを元に新たな解釈で挑む野心作。
監督:山本沙代、シリーズ構成:岡田麿里、キャラデザ:小池健、制作:TMS/Po10tial。
ミチコとハッチン」の山本沙代と女の情念書かせたら日本一な岡田麿里のタッグ、そこに世界的評価も高い小池健のスタイリッシュなデザインが加わって生まれたのは、意外にも古典的ロマンを感じさせるテイスト。
原作そのものではなく原作リスペクトを前面に打ち出しながら独自のセンスでまとめられた画面がとにかくクールでエロティック。
OPから本編、EDまで乳首出しまくりなのに下品にならないオシャレ感のバランスが素直に凄いなー。
劇画タッチなんだけど、エロ劇画ではなくあくまでレディコミって雰囲気。
特に影タッチの入れ方がシンプルなんだけどクドくなくて個人的には一番感心した。
ただ、ストーリーももっとハードなのかと思ったらやってること自体はわりといつものルパンで拍子抜けもしたなぁ。
キャラがシリアスにはなっているが、この程度ならOVA版で以前からちょっとやってる路線ではあるし。
もっと容赦のないルパン、もっと悪女な不二子、もっと外道な銭形でも良かった気がする。
今後、次元と五エ門が出てきてキャラ関係がどうなっていくのかに期待。
新キャスト陣も本当の意味で役を掴んでくるのはこの作品になるだろうから、その変化も楽しみだ。