シャイニング・ハーツ〜幸せのパン〜 ＃７

このままパンを焼いていていいのか・・・と迷い出したリックが改めてパン道を選択する話。
リックの葛藤に丁寧に入っていく話運びと、細部に気遣いのある演出が好感触。
無理してはしゃぐシャオメイの動きや波打ち際の美しい映像表現など目に留まるシーンも多く、なかなか気合いの入った出来だった。
あくまで静かに対話を積み重ねてリックの答えに迫っていく構成も、地味だが誠実で良かったと思う。
特に神谷浩史と斎藤千和の掛け合いは、さすがに年季入ってるというか安定感抜群で心地良かった。
それと、やはり三人娘も流れてきた人間で過去がないらしいと判明。
過去を失った人間達が定期的に流れてくるこの世界は、どう考えても普通の現実じゃなさそうだなぁ。
最後にまた海賊やってる中井和哉が出てきたんで、そろそろ海の向こうの事情もわかってくるのかな。