スマイルプリキュア! #19
スマイルプリキュア! ボーカルアルバム1
父親をなくしているやよいが、自分の名前にまつわる思い出を探す話。
前回に続いてシリアス感動回。冒頭から雨を使った演出が非常に丁寧で心をグッと引き込んでいくのが素晴らしかった。
あの普段との空気の差というか、演出トーンの使い分けは本当に見事。
それでいて過度に悲劇を引き摺らない、常に前向きな流れが貫かれているのも上手いバランスだった。
父親が死んでしまったこと自体はやよいも母親もしっかり受け止めていて、あくまでその想いを確認する為の話になっていたのもその現れかな。
普通だったら何でお父さん死んじゃったの的な方向にいきそうなのに、そういうのはまったくないんだよなー。
それでいて違和感もなければキャラに破綻もない。自然にそういう母娘を受け入れるように描写が厳選され積み重ねられている。
前回と二連続でこのレベルって、これプリキュアシリーズのみならず東映自体に何度目かの黄金期がきている可能性もあるな・・・。
あと、みゆき=美幸、あかね=茜、なお=直、れいか=麗華と各キャラ名の漢字での意味付けが判明したのも興味深かった。
ハッピーだから美幸、ビューティだから麗華は連想が働いてなかったな。