超訳百人一首 うた恋い。 ＃３

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若かりし頃の小野小町の恋。
ヒロインが小野小町であることを最後に明かす仕掛けが非常に美しく決まっていた。
いや、ちょっと歴史詳しければもしかしたらバレバレだったんだろーか？
ともかく百夜通いの勝負のなかで男と女の価値観の違い、その先に恋よりも夢を選ぶ女の生き様を浮かび上がらせていく流れはとても上手かった。
これまでの話と同様、状況をシンプルに限定しているがゆえに印象が力強いし語りに無理がない。
それと最近そういう役の多い遠藤綾がまた恋と仕事の間で揺れる女性をチャーミングに演じていて良かったな。
客観的に考えて凄いワガママ押し通している嫌な女のはずなのに、可愛く見せてしまうのが恐ろしい・・・。