へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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SKET DANCE #77(終)

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サーヤの告白といつも通りのスケット団の活躍で締める最終回。
望んだ形かどうかはわからないが、最後にサーヤの告白がきたのはサーヤ視点でスケット団の活動を改めて見つめてきた二年目のまとめとしては申し分なく、おかげで思った以上にすっきり終われた。
なるべくキャラを詰め込んで賑やかな大団円を演出していたのも良かったな。残念ながらセリフのなかった連中も特別EDに一応詰め込んでおく配慮にも愛が感じられたし。
全体としても、一体この地味な原作をどうTVアニメに落とし込むのかという当初の懸念を、川口敬一郎をはじめとするスタッフが見事に払拭していく工程が実に刺激的だった。
相変わらず川口敬一郎は一見アニメ化に不向きな作品をカスタマイズさせたら右に出る者はないなー。
勿論、原作テイストよりも川口テイストによるドタバタしたノリが強くなってしまう傾向はあるのだが、この作品の場合はそれも上手く原作を活かす方向に合致していて幸運だったと思う。
そしてそんな川口テイストの元、中野英明、吉原達矢、上村泰といった新進気鋭のスタッフがもう本当に好き放題な大暴れを見せていたのも面白かった。
作画アニメ回の充実度も近年では最高レベルで素晴らしかったし、何というか誰も彼もが野菜ラーメンアブラマシマシみたいな作り方してたなぁ。
声優陣もそれに応えて後半に向かうほど派手な芝居が増えていて、メイン三人の掛け合いもそのぶん洗練されていった印象。
あと、ザ・スケッチブックの企画がこんなに成功するとは思ってなかった・・・。
原作は未だ続行中でネタも多く残っているのでこれで終了は勿体ないが、とはいえこの濃さで走り続けるのも確かにキツいだろうし惜しまれるタイミングで去るのは悪い引き際ではないのかな。
まあ提供画面での銀さんへのスーパージャンプタイム引き継ぎ演出には、そっちはもう三度目なのに何かズルいとは思ったが!!
スタッフの皆様、お疲れ様でした。