エリアの騎士 ＃３７（終）

相模ヶ浦との決着と江ノ高の戦いはこれからだエンドで最終回。
原作と展開を変えているわけではないのだが、荒木の世界戦やセブンとのデートなど各イベントがしっかり最終回仕様に調整されていて、意外なほど満足度は高かった。
現状、出来る限りのことをして作品をまとめてくれたことには感謝。
EDの名場面集でサビの「今を愛せるかぁ〜い」の「かぁ〜い」に合わせて女装薫きゅんが出てきたのには、スタッフのこだわりと職人魂を感じたよ！！
全体的にも、明らかに予算やスケジュールが足りていないであろう状況下でありながら、破綻させず見せるべきものを見せる作りには好感が持てた。
何か古き良きTVアニメらしいギリギリの矜持が感じられて、個人的には応援したくなるタイプの作品だったなぁ。
とはいえ現在のTVアニメのクオリティラインからすれば最底辺だったことは残念ながら間違いなく、そこは本当に厳しかった。
声優だけは豪華に揃えていたのが逆に痛々しさを助長していたのが切ない・・・。
そんななかでセブンやなでしこジャパンの描写だけは妥協なく安定させていたのは、そこがこのアニメの最大のアイデンティティだったからなんだろうなー。
放送時間や様々な逆境のなかで、やるべきことはやってみせてくれたと思う。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。