へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

なれのはて 過去感想は作品タイトルで検索してください

スポンサードリンク

ガールズ&パンツァー #3

ガールズ&パンツァー (初回限定生産) 1 [Blu-ray]ガールズ & パンツァー 2 (初回限定版) [Blu-ray]
Enter Enter MISSION!
TVアニメ ガールズ&パンツァー キャラクターソング vol.1
TVアニメ ガールズ&パンツァー キャラクターソング vol.2
五人目を加えての吊り橋無双での模擬戦勝利と、練習試合前のご町内迷惑運転。
Aパートの模擬戦はメカニカルな描写の細かさとシチュエーションの無茶さが非常に熱く見応えがあった。
砲撃シーンもそうだけど、キャタピラがハマってそのまま脱輪→白旗の流れをワンカットギャグで見せる演出なんかは切れ味素晴らしかったなー。
しかしあの状況で何で安全性が確保されているのかがさっぱりわからない・・・!! 砲撃への対策があるのだとしても吊り橋から落ちたらどうすんの!?
一旦、風呂シーンでサービスとキャラ立てを進めてからすぐさま新たな戦いに向かうテンポの良さも好感触だった・・・が!!
後半のご町内戦車移動はこれどう解釈すればいいんだ!? シュールギャグなの!? それとも素で戦車が日常に溶け込み愛されている世界なんですよーという表明なの!?
これにはさすがに「軍靴の足音が聞こえる」というフレーズを連想せざるを得なかったし、そういう指摘をされたら反論しようもない気がする。
水島努は当然、誰よりそういうのに敏感なはずなのでわかってやっている。それはいい。問題は何故敢えてそれをやるのかの目的が見えてこないことだ。
当初は風刺を含めて世界の謎をそのうち出してくるのかなと考えていたのだが、これはマジで「軍事の萌え化」をやり抜いてしまおうという意思があるのかなぁ。
むしろ萌え化を推し進めミリタリー愛を堂々と叫ぶことが現実へのカウンターになるはずだとかそういう哲学があるのかも知れない。ないのかも知れないけど。
それと何で「ストライクウィッチーズ」やそれ以前の萌え軍事系、「ハミングバード」とか「ヴァージンフリート」とか「らいむいろ戦奇譚」とか「タクティカルロア」などと比べてこの作品にヤバい匂いを感じるのかというと、これが陸軍系だからだよな。
空軍や海軍には素直にロマンを感じることが出来るのに、陸軍になるとシャレにならない雰囲気がある。そこを打ち破る作品にもなるのかどうか・・・。