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俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる #11・12・13(終)

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11話。ギャルゲーの達人にフェイクは通用しない!!
ゲーム知識で恋愛を語るキャラも今や定番だけど、それを保護者のおばさんに持ってくるのはなかなか上手い。
愛衣ちゃんのツン子とデレ子を引き出す手腕が素晴らしい・・・!!
そして物語は、彼女VS他三人の構図にシフト。
他の連中が女同士仲良くなって真涼だけハブられている状況は、逆説的なフラグ強化で何か理不尽なものを感じた。
こういうルートの固定はちょっとズルく感じてしまうなぁ。


12話。海で水着で真涼追い込み。
せっかくの水着回ではあるが、もはや状況がそれどころではないのであんまりサービスにもならず。
他の三人が良い娘であればあるほどフェイクカップルの醜さが際立ち、結果的にそれがカップルの絆を深めてしまうという構造が本当にエグい!!
いきなり出てきて良い奴になってる挙句に余計な後押しする妹はもうちょっと考えろよ!!
これ完全に純粋無垢な女の子三人を鬼畜な詐欺カップルが地獄に落とす話になってる・・・。
真涼の方はまだ事情があるからわかるけど、鋭太のクズっぷりがここにきて加速しているのはどうしようもないなぁ。
まあ、修羅場というからにはまずは男がクズにならなきゃ進まないか・・・。


13話。公衆の面前で大胆な告白を繰り返した挙句に、マジ修羅場で一触即発最終回。
告白大会での、鋭太の言葉に耳を塞ぐ千和達の描写も容赦なさ過ぎてゾクゾクきたのだが、特にエピローグの演出には驚かされた。
途中に中二病と愛衣ちゃんお外走ってくるーが挟まっているせいで一見いつものノリに戻っているように見せかけてはいるのだが、そこを省いて彼女と幼なじみに絞るとガチ修羅場。
寝起きのシーンを完全に事後そのものの描き方にしているのも、千和の言葉に鋭太が揺れる様子も、そこからの真涼登場も昼ドラ路線全開で恐ろしい・・・!!
今まで修羅場と言いつつ軽く済ませてきた部分を、最後に露骨に示してみせるのは良い意味で性格悪い演出で面白かったな。
作品全体としては、まず何よりも「白い」!! このカラーでやり通す判断がまず興味深かった。
「さくら荘」も似た方向性ではあったが、あっちはあくまでカラフルなのに対してこっちはとにかく基礎から白い。
地デジ完全移行を前提としたアニメらしい絵作りがようやく出てきた感じがする。今後、流行りになるかどうかに注目したい。
ストーリーについては、序盤の中二病やらパロディやらの要素が本質とはズレていて余計だった印象。
原作の問題もあるんだろうけど、明らかに愛衣ちゃん出てきてから作風変わったからなー。
声優陣も、赤崎千夏金元寿子があっという間に茅野愛衣ちゃんに食われていくのが気の毒だった。
赤崎千夏は充分に素晴らしかったのに、何でこう微妙に不遇なんだ・・・!!
そして、どんなキャラでどんな状況に追い込まれようとまったく株を落とさない田村ゆかり最強。
逢坂良太もハーレムラブコメ主人公を順当にこなしていて、更なるブレイクがより確実になったかな。
原作は続行中なんで第二期も望めそうだが、正直ここから先ってマジで「中に誰もいませんよ」レベルになりかねないし、どうなることやら。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。