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2014年ツイートまとめ・アイドルアニメ特集

結局更新止まって終わる気配もないツイートまとめ、仕方がないので2014年放送のものをジャンルでいくつかまとめます。
第一弾はアイドルアニメ。


Wake Up,Girls!(+劇場版Wake Up,Girls!七人のアイドル)
ラブライブ!2期(+ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル)
ハナヤマタ
普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。
幕末Rock
少年ハリウッド第一期
劇場版THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!VideoM@ster版
プリティーリズム・レインボーライブ
プリパラ! 一年目
アイカツ! 二年目&三年目


本放送後ツイートがあるものはそれを、ないものは箇条書きの簡易感想でフォローしています。
プリリズ・レインボーライブとプリパラについては全話視聴ができなかったので見た限りでの感想ということで。
劇場版WUGは数日前にiTunesStoreのダウンロードレンタルを利用して視聴、劇場版アイドルマスターはビデオリマスター版の上映を新宿バルト9劇場で鑑賞した日のツイートのまとめになります。
また、2014年のアイドルアニメを語るなら最後にして最大級の弾、「劇場版アイカツ!大スター宮いちご祭り」を外すわけにはいかないんですが……バルト9行くのも死ぬ思いだったんでさすがに幼女先輩の群れの中に突撃する度胸はない!!

Wake Up,Girls!

基礎情報

監督:山本寛、シリーズ構成・脚本:待田堂子、キャラデザ・総作監:近岡直
美術監督:田中孝典、音響監督:菊田浩巳、音楽:神前暁&MONACA
制作:Ordet×タツノコプロ(参照サイト、Wikipedia


「ヤマカン」こと山本寛が放った渾身のオリジナルアイドルアニメ。
かねてからアイドル文化に一家言を持ち、「涼宮ハルヒの憂鬱」「らきすた」「かんなぎ」などでもアイドルネタを積極的に取り入れていた山本寛が、東日本大震災をきっかけに「震災復興」と「地方アイドル」を組み合わせて生まれた作品。
舞台は震災の傷跡が未だ残る東北・仙台であり、物語の流れも派手さ華やかさよりも等身大の少女達が地道に「立ち上がる」姿を描いている。
TVアニメ版アイドルマスターでシリーズ構成を務めた待田堂子が全話脚本を担当、また同じくアイマス楽曲を多く担当しヤマカン作品とも縁深い神前暁が音楽を手掛ける。
主演声優七人は全員オーディションで選ばれた新人(芸能活動歴のある者もいるが声優としては新人)で、本人の名前とキャラ名が漢字違いの同じ読みになっているのをはじめ、性格設定やキャラデザにも「中の人」からのフィードバックが多数見られる。また、次回予告はアフレコ現場で撮影した声優陣の実写映像が使われている。

本放送後ツイート


WakeUp,Girls!劇場版のニコ生有料放送、有料なのにラストのライブシーンだけ無料になるという意味不明な情報が流れてきて一応行ってみたら噂のパンチラシーンはもう終わってたよ!! いや、ED曲のよさはわかったからテレ東の本編への期待は高まったが……。


WakeUp,Girls!、初回終了。やったー、パンツ見れたよー……って本編でも流すから無料にしただけかよ!! パンチラ以外だと「寂しい」を基調とした画面作りがされていて、ここからUpしていくにしても不穏。しばらくエロ堕ち危機で引っ張るの? あと浅沼社員は赤羽根Pと比べちゃ駄目。


WakeUp,Girls!、終了。水着営業なんてエロ展開なのに、ひたすら重い……!! 徹底的に不愉快さを加速させていく前半の流れには、確かに得体の知れない凄味を感じた。アイドルより汚っさんの顔にこだわり過ぎ!! 後半オタクの温かさで持ち直すのも媚びなのか皮肉なのかまだ警戒中。


WakeUp,Girls!、終了。OPと一緒に本編も明るい気配が増してきて相当持ち直した印象。ちゃんとアイドルらしいキャラの頑張りにスポットを当てて、そこに震災やら社長の心意気やら無理なく合わせているので素直にいい話になってる。社長、最初からそうしてろよ。ただ業界人が古いよなぁ。


WakeUp,Girls!、終了。AKBはブラック!! あの新興宗教めいた描写は、それはそれでAKBブームへの風刺として強烈だった。とはいえ0048の軍隊式と解釈は共通してるか。話は普通に面白く先が気になるが、劇場版エピがないとやっぱりキャラの背景伝わらないじゃん……。


WakeUpGirls!、終了。このままI1をWUGが変えていき百合展開……みたいになれば売れ線に乗れそうだけど、たぶん乗らないんだろうなー。話は本当によくなってきているし徐々にキャラも立っている。なのに不安定さが拭えないのは作品自体が戸松花澤の説教聞いてないからなのでは……。


WakeUpGirls!、終了。アイカツは体力が基本。特訓と脱退騒動はどのアイドルアニメもやってるけど、今のところスポ根ノリがほとんどないのは珍しい。次回でどの方向に舵を切るかが大きな分岐点になりそう。チャラPは社長と松田よりは有能そうなんで切り捨ては引っ掛けの方に期待したいな。


WakeUpGirls!、終了。本気でぶつかり本気で怒り本気で泣いて、ようやく本気のアイドルアニメに……!! 本音の会話は声優の今しかない勢いが凄くよく出ていた。一方で早坂陥落ゲームと並行構成になってるのも、あくまで視点は俯瞰的な距離感を保とうとしているようで興味深い。

続き。ところで「ワグ」って略称いつの間にできたんだ? いい話の最中なのにそれが気になって気になって仕方なかった。この作品、脚本も声優もどんどんよくなってるのに、こういう変な部分で一番引っかかる……。


(補足。「ワグ」の愛称は劇場版でユニット名を決める際に合わせて説明されていた。ならTVでも最初からそう言ってよ)



WakeUpGirls!、終了。前回友情が芽生えたからといって、今回もそれが続くとは限らない……!! 一度仲良くなると百合一直線な他と比べるとリアルで興味深いんだけど、見てて回りくどくは感じてしまうなぁ。あと松田の徹底した無能さは大人に頼れない少女達の戦いを際立たせる為なの?


WakeUpGirls!、終了。震災から立ち上がろうとする街で立ち上がる少女達。というわけで、恐らくこれが一番やりたかったんだろうなーと納得の回。震災の話も業界のブラック話も抑制の効いた語り口には真摯さを感じた。それとフラクタル悪役コンビの迫力が相変わらず圧巻……!!

10
WakeUpGirls!、終了。時はアイドル戦国時代、ナマハゲとの戦いに勝利したWUGに恐るべき罠が襲いかかる!! ……何か、いきなりネタ成分が濃厚になってて面白いけど反応に困るぞ!? ナマハゲでスケバン刑事やってる暇があるならママンの浄化の過程をもう少し見せて欲しかった。続く。

WUG続き。曲パクリは潰す目的ではなく同じ曲で勝負ってこと? けどCMで完全に奪われてたしなぁ。あと、板垣伸の絵コンテがあの手この手で作画枚数を節約していてプロの仕事を感じた。まあ本編で節約してダンス作画で勝負のはずが、全然勝負できてないのはご愛嬌ってことで……。

11
WakeUpGirls!、終了。早坂さんのイケメン有能ぶりに無能が惚れる。あ、松田の存在意義ってそういう……。決戦前の高揚感、ライバルとの因縁と盛り上がりは充分。ただ、怪我する展開は王道とはいえ不安になるな。罵倒してきたスタッフ誰だよ!! 予告の続編アピールは……意外とあるのか?

12
WakeUpGirls!、最終回終了。赤味噌凄え!! 特に変わったことには走らず、あくまで王道をシンプルにやり切った終わり方で、驚きはないが好印象。ライブも「アイドルらしさ」は多少のぎこちなさ込みでよく出ていたと思う。声優陣もよかった。ただ一番作画いいのはやっぱオタなのな!!

ちなみにテーピングのところ、誰か治療できる人がいれば→I-1にならいるんじゃ?→けど私達が頼んでも→そこで決死の表情で走り出す松田!! 今こそ俺が役に立つ時なんだ!!……みたいな妄想が一瞬で脳内を駆け巡ったが、別にそんな展開はなかった。

劇場版Wake Up,Girls! 七人のアイドル

基礎情報

監督:山本寛、脚本:待田堂子、キャラデザ・総作監:近岡直
美術監督:田中孝典、音響監督:菊田浩巳、音楽:神前暁&MONACA
制作:Ordet×タツノコプロ(参照サイト、Wikipedia


TV版の前日譚として先行公開された劇場版。
当初は劇場版を見なくてもTV版は単体で楽しめると言われていたが、実際放送されると劇場版前提の設定・描写が多く存在し視聴者を混乱させる一因となった。
2015年、Ordet単独による劇場版第二弾の制作が発表されている。

簡易感想

・まず、iTunesStoreのレンタルを初めて試したのだが、ストリーミングでなくダウンロード形式なのは予想以上に便利だった。HD画質版なら映像クオリティもほとんど文句がない。普段、ニコ動画質やバンダイチャンネルに慣らされていたせいもあるだろうが……。


・本編終了後、随分経ってからの視聴である為、ファーストエピソードなのに懐かしさを感じてしまいその点においては本作が本来意図していた受け取り方はできていないと思う。


・声優陣に対しては「この時点で結構ちゃんと演技できてたんだなー、偉い偉い」と保護者感覚で好意的に見てしまうし、作画については少し動いているだけでも「TV本編に比べて何て凄まじい神作画なんだ」と驚いてしまうし、脚本に至っては「ま、松田が真面目に仕事をしている!? しかも頼りがいを感じる!! そんなバカな!?」と、それだけで感動する始末。


・本当に、TV版と比較すると何もかもが輝いて見える。この脚本レベルのまま、この作画レベルのまま、この時に示した方向性に迷いなく進めていたならどれほどの作品に化けていたことか……。


・一番TV版と印象が違うのはやはり松田。この劇場版において松田は間違いなく主人公としてのドラマと格を与えられている。かつてはバンドか何かやっていたらしい伏線も張られ、夢を諦めた松田が夢を追う少女達と出逢い一緒に成長していくんだろうなという将来への希望に満ち溢れている。それが……どうしてああなった。


・恐らくスタッフもスポンサーもこの劇場版を見ればみんなそういう未来を思い描いたはずなんだよなー。一体どこで何を間違えたんだろう? どんなに便利なキャラでも社長を戻すべきではなかったのか……。


・劇場版の脚本だけ見ると待田堂子には明らかにアニマスで遣り残したテーマを改めて昇華しようという意思があったと思う。だがその為に松田をP化させてしまうと差別化ができない。わざわざWUGである意味がない。その葛藤がTV序盤から中盤にかけての混乱に現れていた……ということだろうか。


・ところで、「かつて国民的アイドルグループに所属していたがスキャンダルで冷遇され脱退、その後本当の夢を追いかけて新たな場所で再出発したものの過去の問題を蒸し返されて炎上する」という展開をアイマスシンデレラガールズの方がリアルにやり始めてビビった。シンデレラガールズとWUGはアニマスを参考にしたうえでの独自戦略とか元京アニスタッフによる方法論とかやっぱり色々似てるんだよな……。


・ともかく劇場版だけ取ればコンセプトは正しく、ポテンシャルも高く、モチベーションにも溢れている。オリジナルアニメの立ち上げ作品としては間違いなく良作。


・そして劇場版第二弾。やるからには意地を見せて欲しいところ。少なくとも声優陣のパフォーマンス能力の成長度は、アイマスラブライブを猛追する勢いは持っていると思うのであとは本当に、ヤマカン次第なんだ!!

ラブライブ!2期

基礎情報

監督:京極尚彦、シリーズ構成:花田十輝、キャラデザ:西田亜沙子&室田雄平
美術監督:守安靖尚、音響監督:長崎行男、音楽:藤澤慶昌
制作:サンライズ第8スタジオ(参照サイトWikipedia


2013年冬期に放送され大好評を博したスクールアイドルアニメ第二期。
メインスタッフはほぼ第一期から継続され、作画やCG演出は更にパワーアップ。また三年生の卒業と今度こそ本気でラブライブ出場に懸けたストーリー構成も非常に密度の高いものになっており、「スクフェス」の大ヒットで知名度を上げた楽曲の威力も合わさって一期を大きく上回る商業的成功を収めた。
特にライブ申込券を付属したBD/DVD第一巻の売り上げは十万枚を突破しており、これは劇場版やOVAを除いた深夜アニメ作品としては前人未到の記録となっている。

本放送後ツイート


ラブライブ!特番、終了。中の人ライブ、アニメ再現と簡単に言うけど一曲の運動量半端ないよなー。あれだ、外骨格スーツの性能を上げるほど装着者の命を削る的サンライズ設定。PV集はまとめて見るとTV版が一話から徐々にPVのレベルを目指して完成度を上げていくのがわかって興味深いな。


ラブライブ!二期、初回終了。世界観がプリズムアクト化してる……!! いや一期も初回ラストはこんなだったが、後半はリアル寄りになってたんで気合いで天をも動かすノリに振り切ってきたのは驚いた。作画は一期から正当進化。CGはまだOPだけだが演出もこの感じだと派手にしてきそうだな。


ラブライブ!2期、終了。アイ活の基本、それは登山!! 一期も踏まえて各キャラ同士の関係性を網羅しつつ更に密度を上げていく、コメディやりながらドラマの深化も怠らない構成が見事。真姫ちゃんの萌え属性超進化とかカリ城ネタとか寝てるだけで大物感出すリーダーとか謎アネキとかネタ多過ぎ!!


ラブライブ!2期、終了。手描きVSCG!! 究極ダンス作画バトル!! 意図したものではないのかも知れないが、ずっとこの作品が追ってきたダンス作画の方向性がそのままライバルとの対決に置き換えられている感覚には痺れたなー。アライズ作画の圧倒感と、それでも自分達らしくの決意がまた熱い。


ラブライブ!2期、終了。こころちゃん言うな!! 妹達に嘘をついていた……まではお約束な設定だと思うけど、その嘘についてはつき通してハッピーエンドに持っていくのが結構な力技で感心した。合宿でサンタの正体バラすの重罪って言ってたのが微妙に伏線みたいな。追いかけっこのネタ密度もさすが。


ラブライブ!2期、終了。女同士で言う可愛いは信用ならないにゃー!! いや、ちゃんと凛ちゃん可愛かったけど「凛が一番女の子らしい」はさすがに真姫ちゃんフカシ過ぎだろと思ってしまったわ。沖縄のネタパートと同時進行で尺は結構厳しかったが後半のまとめ方はさすがの上手さだったなー。


ラブライブ!2期、終了。もはやミューズというよりミルキィホームズ2+7。次から次へとエスカレートしていくネタ選びにはギャグ回としての本気を感じた!! どのネタもキャラの強度と声優の対応力に全幅の信頼を置いているのが伝わってはきたなー。アキバらしさを活かしたホコ天ライブも秀逸。


(補足。この回をきっかけに、本作が多数の場面で海外ドラマ「Glee」を引用しているのではないかという疑惑が取り沙汰された。丁度スクフェスの海外展開が話題になっていた時期だけにこれはヤバいんじゃないかと心配していたのだが……まさかのスクフェス開発会社KLabによる「Glee」ゲーム化版権取得報道に戦慄!! これが、ワールドワイドビジネスだ!!)
(ちなみに本作が海外のメジャードラマを参考にしていたこと自体はむしろいいことだと思う。今までの深夜アニメの文脈からは外れた演出の数々を思い返して納得がいった。第一期でやってたケータイ電話の多元中継とか)



ラブライブ!2期、終了。海未がブチ切れて、ことりがやらかすとシリアス突入の法則。予算案の件はかなり無理のある流れだったと思うけど、生徒会の面で成長を見せないと三年卒業に繋がらないから仕方ないか。ダイエットのノリは楽しかったが、希のパフェオチには謎の悪意を感じざるを得ない……!!


ラブライブ!2期、終了。え、スノハレまだ作ってなかったの!?(スクフェス勢的驚き) 今回はずっと後ろで支える役割だった希が初めて自分の我儘を……それでも言わない!! という希のキャラ表現が凄くよかった。一期からの関係性を昇華させる二期全体の流れの中でも特に決着点が上手かったな。


ラブライブ!2期、終了。ラブライバーの前では大雪など無力!! MXでの放送後に「神モブ」がトレンドワードでスノハレより上に来てて気になって仕方なかったのだが……これは神モブ回過ぎる!! 普通に考えて無理ありまくる展開なのに、実際の冬ライブの件とか重なって異様な勢いで押し切ってた。

10
ラブライブ!2期、終了。見ながら考えてたキャッチフレーズ、「神モブ頼り」。わりと合ってた……。ファンも含めてコンテンツ全体の成長を支えてきたことを肯定する、濃いラブライバーほど胸を打つ話ではあったかな。ただ痛絵馬でそれを表現するのは聖地を煽り過ぎてて若干心配になったなー。

11
ラブライブ!2期、終了。ミューズ終了のお知らせ……。決勝前に解散の決意を明確にしたのは、卒業テーマからしてそれしかないとは思いつつ踏み込んできたなーと驚いた。しかし最高潮での解散宣言はアイドルの華とも言えるのかな。海と駅でのシーンは感動的だが、まるで心中旅行みたいだった……。

12
ラブライブ!2期、終了。大会だけど、アンコール!!!! また物議を醸しそうな展開最後までぶっこんでくるなと思いつつ、一期OPを敢えてほぼそのまま持ってきた英断に感動。本当のラストライブがみんなの声援で実現するって結末も決まり過ぎていて、大会の流れとか気にしたら負けだなと納得。

追記。というか恐らくアンコールは優勝者の為に予め想定はされてたんだよね? 何故かメンバーが準備せず神モブが対応してただけで。あと学校お泊りと屋上での会話は、二期になって既知のファン向けになり過ぎていた部分をフォローしていて、欠けていたピースが最後に埋まったという感覚があった。

13
ラブライブ!2期、最終回終了。月に代わってにっこにっこにー!! 最終回に謎のサプライズゲスト。いきなり歌う泣き笑いの卒業式から、九人での最後の「部活」で締める感動のラスト……と思ったか!? 残念またミュージカルだよ!! ま、まあ感動返せと言いかけつつも終わらない青春に歓喜だな!!

ラブライブ2期追記。にしても2期は最初から最後まで徹底してファン目線というか、スタッフ全員が完全に重度のラブライバーになっていることを包み隠さないのがある種の内輪受けの凄味を生み出していて、内向きなことが別段弱点になってないのがとても興味深かった。

MJ
ミュージックジャパン、録画視聴終了。みんなで楽しく妖怪ウォッチEDを踊っていた観客席が一瞬でラブライバーの巣窟へと姿を変えたのも妖怪のしわざ。μ'sは歌はさすがに緊張して聞こえたけど2期OPは衣装とフリのリアルアイドル感が凄いなー。何て強そうなラストポーズ……!!

アニサマ
アニサマ三日目後半、録画視聴終了。駄目だ、スノハレ聞くとタンバリンの音が幻聴される病気が治らない……!! 他の曲はそんなことないのにスノハレだけはシャンシャンシャシャシャーンって叩かないと違和感が凄い。アニメを現実に再現するライブが、更にゲーム体験に侵食されるこの現象は何なんだ。

ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル

簡易感想

ラブライブの大躍進を支えたもう一つのビッグコンテンツ。2014年のラブライブを語るうえで、アニメ2期・ライブと同等かそれ以上の重要性を持っている為、ここで簡単ながら触れておく。


・ちなみに筆者は初期に始めて当時は相当ハマっていたもののiPhone4だと処理落ちしまくるようになってしまい一時休止、iPhone5Sに買い換えたあと復帰したもののレベル上げやイベントで完走カード一枚取るだけでも同じ曲を何回叩かなきゃいけないんだとさすがにウンザリしてしまい、今では新曲が出たらそれを聞くついでにプレイする程度になっている。レベルは確認したら丁度99で止まってた。


・ただ、未だにスマホで遊ぶ音ゲーとしては世界でも最高峰のゲームだと思っている。スマホダンスダンスレボリューション、グルーヴコースター、海外産のいくつかの音ゲーなどを遊んできたが、スクフェスの「全ての楽曲を無料プレイ可能」というシステムはそれだけで常識外れで凄まじい。ガチャ課金の儲けをプレイヤー全体に還元する仕組みとしても、パズドラ系と比べても更に良心的にできている。


・意図的に昭和歌謡や90年代ポップスのテイストを多く入れているラブライブ楽曲の方向性が、音ゲーにありがちなゲームバランスの先鋭化を防ぎ幅広い年代の支持を集める……というのも奇跡的なバランス。


・そして、ひたすら同じ曲を繰り返し聞かせることでプレイヤーに洗脳に近い刷り込みを行いCDを買わせる……!! 何というか、本当に恐ろしい複合音楽コンテンツが誕生してしまったものだと思う。アイマスDLC商法やアイカツはカードが命がまだ可愛く見えるからなぁ。


・一方で本作には「ラブライブ!キャラゲー」の側面も当然持っていて、こちらについても興味深い点が多々ある。


・一番気になるのは、「シナリオはアニメとパラレル設定なのにキャラ解釈はアニメ準拠になっている」ことの処理。二次創作に近いキャラゲーでは多くの場合そのせいでキャラ崩壊が起こるのだが、本作の場合ことりがポンコツ化している以外は相当上手く逃げている。アニメでは恋愛にまったく関心がない設定にされてるメンバー達が「キミ」にノロケる辺りの微妙なニュアンスは、声優陣の頑張りは勿論のことディレクションが優秀なのかなという印象を受ける。


・加えて、原作者である公野櫻子シナリオになると更に濃厚でややこしい混乱が起きているんだけど、そこはもうキャラの強度で無理矢理突破している感じで凄く面白い。みんな百合キャラになーれ!!


・また逆にアニメとの連動についても、初期の名曲だった「Snow halation」が2期であれほど見事に機能したのは、スクフェスでスノハレだけ消費LPの数値が違うシステム上の「優遇」の効果も大きかったように思う。ゲームやってるとスノハレだけ明らかに聞く回数違うから……。


・アニメ再放送も決定し2015年の劇場版公開までは勢いの衰える気配はまったくないが、果たしてラブライブというコンテンツがそれを超えてどこまで行くのかには不安もある。今の速度を維持して走り続けることは不可能なので(声優もアニメスタッフも身体が持たない)、どこかでクールダウンして拡大路線から安定路線に切り替えないといけないんだけど……スクフェスが好調過ぎることによって他にシワ寄せがきてしまう可能性は高い。本当の意味で十年続くコンテンツになれるかどうかは、2015年に劇場版以外の別路線を出せるかどうかにかかっているのではないか。

ハナヤマタ

基礎情報

監督:いしづかあつこ、シリーズ構成・脚本:吉田玲子、キャラデザ・総作監渡辺敦子
美術監督:山根左帆、音響監督:藤田亜紀子、音楽:高田龍一&帆足圭吾
制作:マッドハウス(参照サイト、Wikipedia


まんがタイムきららフォワード原作、「よさこい」に懸ける少女達の青春ストーリー。
月のワルツ」の奇才いしづかあつこ、「さくら荘のペットな彼女」「ノーゲーム・ノーライフ」に続く監督三作目。同年放送のノゲノラが異世界での頭脳バトルという変わり種だったのに対して、こちらは「さくら荘」に近いリアル寄り。
本質的には女子部活ものなのだが、「よさこい」が歌とダンスを主軸とする為にたとえば軽音楽部などと比べてもよりアイドルものっぽい側面が強くなっている。(なので2014年アイドルアニメに分類する)
また主演声優五人はそれぞれアイマスミリオンライブ、アイマスシンデレラガールズアイマス765、WakeUpGiels!のメンバーでもある。……そのわりに本編の展開は妙にラブライブを彷彿とさせるのだが。

本放送後ツイート


ハナヤマタ、初回終了。いしづかあつこの手にかかるとよくある鎌倉江の島アニメも異界と化す。キャラデザが独特なのもあって映像の濃さが実際以上に印象に残るなー。結構見てて体力使うが、がっつりダンスと青春してくれそうなのは期待。あとWUGとアイマス系声優が混ざってるのが何か新鮮だ。


ハナヤマタ、終了。私のなるぅぅぅ!! まさかのガチ百合展開には驚いたが、感情の流れ自体はリアル志向でただ見せ方が萌え寄りになってる感じかな。ツンデレテンプレとか演出で適度に鬱回避を入れてくるのがかなり巧妙で今時の売れ線に合致してると思う。ぎこちなさを自然に描く作画もよかった。


ハナヤマタ、終了。ヤンレズがあっさり金髪の前に陥落。複雑な三角関係に発展しかねない気配だったなー。アイ活を妨害してくる生徒会長とスピリチュアルな相棒の人は既視感が凄いけど、中の人はむしろアイマスだし単なるお約束だな。屋上練習は基本……とはいえ、今まで無許可じゃそりゃ怒られる!!


ハナヤマタ、終了。好きな花、百合!! 完璧なお姫様から重度のファザコン、そしてガチゆるゆりへと堕ちていく副会長の急転直下ぶりがシリアスな語り口と合わさって妙にシュールになってたなー。ラストの告白は何であんな熱いテンションで結婚申し込んでんだよ!? 大坪由佳は意外とよかった。


ハナヤマタ、終了。恥ずかしいセリフとキラキラエフェクトの乱舞で、湘南が乙女空間に……!! 今回は過剰なくらい青春がキラキラしていて、肝心のよさこい見学があんまり目立ってない本末転倒が起こっていたような。あとI-1みたいなライバルチームが気になるけど、たぶん今後出番ないよな……。


ハナヤマタ、終了。親父に先生と、大人達を魅了していくよさこい部の輝きと、地獄に堕ちるバンド組。OPはお姉ちゃんの作曲って設定になるのか、あとは畑海未先生がいれば完璧だな。赤点回避は部活もののド定番だけど、一度駄目でも諦めず認めてもらうって展開は泥臭さがあってよかった。


ハナヤマタ、終了。ややちゃん面倒くさい娘可愛い!! ケンカから仲直りまで速攻だったけど、最近はこの程度のシリアスでも引っ張れないからな……。屋上絶叫は屋上部活アニメの必殺技だし。あとバンドを解散したぜの理由の一つが、カレシ持ちの存在だったのにはガールズバンドのリアルを感じた!!


ハナヤマタ、終了。初ライブでトラウマ発動。トラウマ空間の描写が本気で怖くて、演出としては優秀だが物語の雰囲気は地獄へ一直線!! 会長の仲間入りを先生との姉妹関係で繋げてきたのは意外性あったな。言われてみれば伏線あったのか? あと大坪キャラのむちむち率が高いのは中の人補正なのか。


ハナヤマタ、終了。ライブ失敗→熱出して倒れる→屋上で揉める、これも全部学校アイドル部ってのが仕組んだ罠なんだ……!! つーか速攻で解決するなら前回のヒキは一体。姉妹の因縁も会話不能の頑なさに原因があるので引っ張り方が極端に思えてしまったなぁ。真摯でいい話だけに惜しかった。

10
ハナヤマタ、終了。ツンデレツンデレを呼ぶ温泉合宿。またラブライブ出られない的な話になるのかと思ったが、大人の裏取引が役に立ったか。そして夜の練習が客に大受けする流れは、客がWUG二話レベルでなくてよかった……。温泉シーンは短かったがキャラの表情は崩し顔とか多彩で楽しかったな。

11
ハナヤマタ、終了。ことりちゃんを空港で引きとめる展開……じゃなかったーっ!? なる達視点だとハナママン勝手だなぁと思ってしまうが、実際問題ママンにしても相当な覚悟があっての行動でハナが板挟みになってしまった、というのは納得いく描写になっていた。だからこそ、なるの天使対応が輝く!!

12
ハナヤマタ、最終回終了。好きだよ、花火。ハナが間に合うかどうかの部分は予定調和をそれでもドタバタお祭り感で存分に盛り上げていて予想以上によかった。これも最後はろこどると同じで素人ダンスをいかに派手に見せるかの勝負だったが、背景が勝手に派手さを増してくれるってのは上手い発想。

普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。

基礎情報

監督:名和宗則、シリーズ構成:綾奈ゆにこ、キャラデザ:清水祐実
美術監督:本多敬、音響監督:吉田知弘、音楽:長谷川智樹
制作:feel.(参照サイト、Wikipedia


まんが四コマぱれっと連載の原作をTVアニメ化。
「ろこどる」とはローカルアイドルの略称であり、ご当地ゆるキャラやご当地ヒーローなどと同様、地域密着の活動を行うアイドルを指す。よってWUGのように地方から成り上がりを狙うタイプの地下アイドル系とは存在理由が異なっている。本作ではその辺りの「ろこどるとは何か?」をテーマに据えた物語が中心に語られている。
本作の脚本は綾奈ゆにこアイカツ)・村上桃子(プリリズ)・高橋龍也アイマスアイマスシンデレラ)のアイドルアニメと関係の深い三人がほぼ三分割する形で受け持っており、それぞれに関わってきた作品とリンクする特徴が読み取れる。
また物語後半から登場するライバルチームの声優にアイマスアイカツラブライブの声優が多く起用され、さながらアイドル声優大戦の様相を呈していた。

本放送後ツイート


【ろこどる】やってみた。、初回終了。ローカルアイドルが騙されていきなり水着営業させられるのは基本。しかしあれと比べれば素直に可愛く応援したくなるアイドル像が最初から提示されていて安心感は抜群。最近はアッパー系のアイドルものが続いてたんで、ゆるふわ系ご当地日常アイドルものに期待。


【ろこどる】やってみた、終了。ローカルアイドルのリアルなお仕事紹介と、ガチ百合の道へと踏み込んでいく二人のドラマがとてもいいバランスで、見てて一本調子にならないのが凄くいいなぁ。ゆかりさんのキャラの崩し方もツボを心得ていて上手かった。全体のゆったりしたペースもアイドル系では独特。


【ろこどる】やってみた、終了。JKアイドル脱衣ショーで客を集める流川!! 着ぐるみの機敏な動きとか、敢えてローカルらしい歌い方をする伊藤&三澤の芸達者さとか、見所は他にも多かったのに水着のインパクトが全部持ってったなー。百合ノロケもあってどんどんエロさが濃厚になっていく……!!


【ろこどる】やってみた、終了。年上の頼れるお姉さんはみんな変態!! 早く国鉄職員呼んでこなきゃ……。しかしついに下田麻美がアイドル見守るメガネやるようになるとはなぁ。今回も百合コメと真面目なお仕事の要素は上手くバランス取れてて感心。意外と深いことをそう感じさせずやってる気もする。


【ろこどる】やってみた、終了。明日から流川のビリケンさんが神田明神に匹敵する聖地に!!……ならないよな。魚心くんの異様に細かい設定から会話を回してローカルアイドルの本分に迫るテーマ語りにまで持っていっていたのは上手かった。同時にそんな会話だけで一話終わらせたのも凄い度胸だと思う。


【ろこどる】やってみた、終了。TVチャンピオンゆるキャラ王決定戦。あれ無茶苦茶面白かったんだけど、今回元ネタに劣らずよかった!! 映像のシュールさとキャラ立ての上手さが両立してて勝負は真面目に熱かったし、試合後の中の人達の友情もローカルらしい絆の表現が本気で感動ものだった……!!


【ろこどる】やってみた、終了。魚心ぴょんぴょんしてきたな……!! チームが固まった状態で四人目をどう入れるのか心配だったが、なるほど魚心くん便利!! Aパートのそれぞれの家庭事情を絡めたTV鑑賞も独特の地域密着感があって面白かった。常に手の届く範囲でアイドルしてるのが味だなー。


【ろこどる】やってみた、終了。魚心くん闘魂継承。バク転は子供が真似しちゃうから禁止という話がそこだけリアル指数を上げた演出されていて、全体を引き締めていたのが印象的。みらいちゃんを立てることで、ゆい先輩の先輩属性も強化されるって関係性の作り方も上手かったな。で、提供の実写は何!?


【ろこどる】やってみた、終了。レールウォーズやってみた。あっちより確実に電車の為の仕事をしている……!! 熱出したゆかりさんはキャラ崩壊ではなく普段抑えてる本性がダダ漏れてるだけたんだろうなぁ。二人の本当の出逢い話は、なにゃこのアイドル性をゆかりだけが見抜いてたって関係性が熱い。

10
【ろこどる】やってみた、終了。新曲EDで披露しないのかよー!! 修行編で身につけた必殺技はバトル終盤まで出し惜しみする的な……。にしても今回、ろこどるのお仕事となにゃこの成長を歌作りを通じて丁寧に描いていて、アイドルものとしての完成度が非常に高かった。友達の視点の挟み方も見事。

ろこどる追記。で、こういうアイドルお仕事テーマ関係の話だと脚本が高橋龍也なんだけど、やっぱりアイマスシンデレラの前哨戦みたいな感覚もあるのかなぁ。次回はいよいよ噂のスーパーアイドルアニメ連合軍登場か……!!

11
【ろこどる】やってみた、終了。スーパーアイドルアニメ大戦勃発!! 黒沢ともよが元気役なのかと思ってたら若干ヤンキー入ったホノカチャンで笑った。あとメガネブは完全に赤羽根Pの差し金だろ!! ただ、豪華ゲストに翻弄されることなく地元密着ロコドルの価値を様々に示してみせていたのは見事。

【ろこどる】続き。アイドル作品声優まとめ。中村繪里子今井麻美下田麻美(アイマス)、佳村はるか津田美波(デレマス)、黒沢ともよ(デレマス&アイカツ)、伊藤美来夏川椎菜(ミリマス)、新田恵海楠田亜衣奈(ラブライブ)、かな。深川芹亜はグラスリップか。WUG不在が悔やまれる。

12
【ろこどる】やってみた、最終回終了。アイドル連合からの帰れコール!! 夏祭りとのダブルブッキングを流川ガールズの覚悟だけでなく、他のロコドルや地元を含めた繋がりの確認に昇華していくラストの構成が素晴らしかった。周囲に愛されるからこそアイドル、というアイドル論での締めも秀逸。続く。

【ろこどる】続き。ライブシーンは、設定上キレキレのダンスはさせられないという制約を逆手に取ったカット割や回想演出の工夫が興味深かった。何か少ハリといいプリパラといい、ラブライブで頂点達した反動なのか素人っぽいダンスをいかに描くかのブームが来てる気もする。アイカツも主人公変わるし。

幕末Rock

基礎情報

監督:川崎逸朗、シリーズ構成:広田光毅、キャラデザ:石井明治
美術監督:西倉力、音響監督:はたしょう二、音楽:菊谷知樹
制作:スタジオディーン(参照サイト、Wikipedia


マーベラスAQLから発売されたアドベンチャーリズムゲームのアニメ化。第一作の発売が2014年2月、アニメ放送が7月なので元々アニメ化との連動企画だったと思われる。
主演に谷山紀章鈴木達央、今やアニソン界を代表する二大声優ロックバンドとなったGRANRODEOOLDCODEXのボーカルが同じバンドメンバーとして共演し、作中で音楽性の違いを巡ってケンカしたり仲直りしたりするというメタ的な仕掛けが存在する。ついでに両バンドがタイアップを務めた「黒子のバスケ」の主演である小野賢章がライバルとして登場し仲間入りしたりする。
川崎逸朗作品としては「戦国BASARA第一期」に近いトンデモ時代劇ものになっており、独自の用語や派手で奇怪な超演出の数々はネタとしてだけでなく作品に異様な勢いを与えていた。
それと、雷舞(ライブ)シーンでは何故か歌詞が表示される。

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幕末Rock、初回終了。幕末BASARA、俺の歌を聞けだけに。あと第一期の監督的に。強引な幕末設定に馴染むまでが大変かなーと思ってたが、ライブシーンの異常な突き抜け具合にその辺はどうでもよくなった。基本バカ演出ながら体制に反逆する話自体は本気でできそうだし、ポテンシャルは高そう。


幕末Rock、終了。ウルトラソウッ!! 歌詞付きの対バンライブで果てしなくヒートアップしていく感覚は素直な意味で気持ちよかったなー。意外にも正統派なバンドアニメになってる。ソウルに覚醒 しないと悩む辺りの流れはマジンボーンかよと思った。対バン組んだぜ!!


幕末Rock、終了。静まれ!! 静まるな!! 局中法度によって訓練された観客とのサイリウム芸といい、新選組雷舞は確かに一見の価値ありだな。新選組が普通にいい奴らで龍馬達も素直にそれを認めていく、スポーツ的なライバル関係がよくできてる。最近のアイドルもののトレンドにも乗ってる印象。


幕末Rock、終了。男風呂祭りじゃあああああっ!! ガチムチ野郎どもの腰のタオルを引き剥がす魂のロックを聞けえええええっ!! ……あー、うん、マジで男向けアニメも風呂回をやる時はこれくらい本気出してくれないものですかね。近年の風呂回で一番露出激しいのがこれって、凄いけど無情だわ。


幕末Rock、録画視聴終了。ついに超能力Rockバトルアニメ開始。剣閃ビーム攻撃はともかく掴んで投げ飛ばすとかソウル万能過ぎる……!! 洗脳ヘヴンズソングを大気圏突入ロックでぶち壊す流れは素直に熱かったけど、若干モンスーノエナジーも感じたぞ。


幕末Rock、終了。ハシゴを昇って近藤さんが昇天!! 感動のシーンだったのに、ハシゴが最後まで目立ちまくっててシュールだったなぁ……。近藤さん、歌うとヒロイボイスじゃなくなるのね。あと展開は熱かったが、沖田の洗脳ソングと覚醒ソングの違いが観客が白目剥く以外よくわからなかった。


幕末Rock、終了。さらばフリーザ!! お空にバイバイキン!! 無茶苦茶熱い展開と感動のラストシーンだったのに、アフロ先生が空に浮かんでいる絵が卑怯なほどシュール……!! 基本、大真面目にやりながらちゃんと笑えるってバランス感覚が回を重ねるごとに進化してる気がするなー。


幕末Rock、終了。男アイドルアニメに女アイドルを出すという掟破りを超絶ギャグ展開で突き破る!! 腐女子にケンカ売ってると思われても仕方ないくらいのネタなのに、むしろネタ化を徹底させたことが功を奏したか。龍馬以外はフラグ立ってないし。豊口三澤真堂の組み合わせもわりと絶妙だよなー。


幕末Rock、録画視聴終了。覆面を脱ぎ捨てて超魂團(ウルトラソウルズ)結成!! 顔隠しただけで正体バレないのかよといったツッコミを振り切るほどに、ちゃんとバンドロッカーのサクセスストーリーになっていて熱い。一度は元禄(バブル)に浮かれるのもお約束!!

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幕末Rock、録画視聴終了。グラロデとオルコデの音楽性の違いにより超魂團決裂……!! 普通にヘヴンズソングを愛している人もいて、それを潰すことに龍馬が葛藤を覚える展開は存外な誠実さで驚いた。正義隊はどっちみち少ハリより売れないと思うけど。あと、えりさんの縁談も潰れてよかったよ。

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幕末Rock、録画視聴終了。龍馬、宇宙へ……!! そして空から降ってくるのはアイカツの基本。ひたすらバカ展開を加速させながら、なおそれを上回る熱さを演出しているのが見事。ザ・晋作&☆きへいたい☆とのバトルが普通に幕末ものとして結構ドリームマッチで燃える!! 最後は大蛇との聖戦?

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幕末Rock、最終回録画視聴終了。超魂團マジ天国行き!! ヘブンズソングよりよっぽどヘブン状態じゃないですかー!? 正直、将軍のショボさと茶番の長さには最終回にして滑ったかなと心配したのだが、谷山紀章渾身のアカペラからは絶頂感覚が最後まで加速していて見事だった。そして最後は神!!

少年ハリウッド 第一期

基礎情報

監督:黒柳トシマサ、原作・シリーズ構成・脚本:橋口いくよ
キャラデザ・総作監:土屋圭、美術監督:平間由香、音響監督:田中亮、音楽:林哲司
制作:ZEXCS(参照サイト、Wikipedia


原作は橋口いくよによる小説版、TVアニメ版はその十五年語の物語を原作者自らがオリジナル脚本で書き下ろしたものとなっている。TVアニメに登場する旧「少年ハリウッド」メンバーは原作版の主人公達であるらしい。
リアリティを重視しながら唐突に突飛な展開を見せる脚本、TVアニメとは思えない精密に整えられたキャラデザで行われる細かな芝居作画、一話丸ごと舞台劇に一話丸ごと歌番組と予想のつかない冒険的な構成、そして他のアイドルアニメとは明確に方向性の異なるリアルダンス作画……と、見どころには事欠かない2014年でも屈指の意外性アニメ。
また、「うーさーのその日暮らし」「ガールフレンド(仮)」とともにミス・モノクローム登場アニメでもある。
最終回で実は分割2クールだったことが明かされ、2015年年明けから早速第二期開始。個人的に「艦これ」以上のアイマスシンデレラガールズへの刺客だと思う。

本放送後ツイート


少年ハリウッド、初回終了。CMの段階ではキャラデザ濃いなぁ程度に考えていたのに……動画枚数多過ぎてキモい!! ダンスぬるぬる過ぎて怖い!! 浪川社長のポエムがヤバい!! 全体的に仏恥義理でおかしい!! な、何だこれ、このノリでまさか全話やる気なのか? 可能なのかそんな暴挙!?


少年ハリウッド、終了。これはシャチョウさんが次々に悩める少年達を言葉巧みに日常から切り離し手の内に収めていく話なのか……? ポエミーな青春語り自体は普遍的なようで、その終わりが結構怖いというか、アイドルや芸能に対する意識がわりと容赦ない感じだ。


少年ハリウッド、BS11で終了。初代ハリウッドの現状を聞いたうえで、夢を語り合う昔の映像を見る流れはベタって言えばそうなんだけどジーンとくるものがあったなぁ。Wダイスケの再会シーンの静かな見せ方もよかった。あと養護施設の同部屋の様子がリアリティあって驚いた。こだわる点が面白い。


少年ハリウッド、録画視聴終了。御の字御の字!! これも反抗期エピソードだが……親が強敵過ぎる。露骨な拘束をせず理想の母親の態度を崩さず、しかし子どもに芸をさせている時だけ自慢気な顔を見せるあの描写は本気で怖い。相変わらず独特のリアリティ。先代は師匠ポジで全員出るのかな?


少年ハリウッド、終了。一話丸ごと舞台本番!! 前回いきなり雑談で人間いつか死ぬとか言い出してて謎だったが、あれ舞台の脚本の内容に引き摺られてたわけね。そういう前回までの流れも含めた仕掛けも、最終回みたいな構成で感心。いかにも小劇団らしい演出の工夫も興味深かった。影絵大変そう。


少年ハリウッド、終了。少年達の居場所探し。本気でブチ切れた元子役の心の叫びが、素直に語ってるんだけどやっぱりどこかセリフが芝居がかっている、芸能の業が染み付いてる感じでなかなか深かった。その後の小学生ノリな解決はちょっと女性向け妄想みたいになってたけど、いい話には違いない。


少年ハリウッド、終了。急に歌うよー!! 最初の演歌カラオケの時点で神回の予感漂っていたが、後半のゲリラミュージカル展開は唐突な始まりと、一体いつまで続くんだという不安感と、最後の謎の感動まで凄まじいテンションで圧巻だった。初回で恥ずかしがってた挨拶を自主的にやるのは熱い!!


少年ハリウッド、終了。アイドル活動の基本は合宿!! タイミングはむしろ遅いんじゃないかと思ったが、初代のビデオと重ね合わせて五人がグループとして固まっていく様子を描くには確かに最適な流れになってたな。青春が爽やか過ぎてツラい……。あと肩にミミズクを乗せた男もアイドルにしようぜ!!


少年ハリウッド、終了。バラエティ番組のヨゴレ仕事に方向性を見失ったものの、いつものように初代の助言で復活。初代は売れっ子になっててもみんな人間が出来てるのが、何かアイドルものよりもそこだけヒーローアニメみたいで違和感あるんだよなー。バラエティの描写がリアルなだけに余計に。

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少年ハリウッド、終了。歌番組を完全再現する神回……と噂を聞いていたのにミスモノクロームが出てきて度肝抜かれたぞ!? 全編手描きダンスは無理なんで助っ人に呼んだの? にしても、リアル調の絵柄だからこそ面白い企画なのにモノクロームさんの存在でぶち壊しじゃないのか!? ちょい続く。

少年ハリウッド続き。手描きダンスはハリウッド以外はそんなに動いてるわけでもないのだが、とにかく時代設定が謎過ぎるダサい振り付けのリアリティが凄まじかった。アイカツでわざと失敗するダンスCGやってたけど、それを超える革命的ダンス表現……。あと浅沼晋太郎が演歌上手いの他でも見た気が。

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少年ハリウッド、終了。初ライブを前に不人気過ぎて解散の危機。前回、歌番組にまで出たのに2ちゃんでアンチが増えるだけって、それ本人達の問題じゃなくてプロモ失敗してるだろ。仕事しろよシャチョウ!! いわゆるラス前いきなりシリアスだけど、この作品だと既定路線に戻った安心感もある。

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少年ハリウッド、BS11で終了。スーハーマスター輝きの向こう側へ!! まさか劇マス観に行くのに日曜の放送スルーしたのが正解だったとは……!! アイドルって一体何なのよとかダンスの難易度で揉めるとかテーマが連動しまくっていて感動した。アイドルアニメはみんな仲間!! 続く。

少年ハリウッド続き。あと、やっぱりこの作品の素人ダンス作画は凄い。振りがズレているのを「違和感なく」表現する矛盾をアニメで表現しているのは、どういうやり方でやってるんだろう……。これ実はアニメじゃなきゃ不可能な表現でもあるよなー。実写だと本当に失敗しているのを撮るしかないから。

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少年ハリウッド、最終回終了。てっきり今度は一話かけてライブをやるのかと思ったら、逆を突いて家族や友人との絆を確認する日常回で締め!! 本当に最後まで中身の読めないアニメだった……。隈取りメイクでヤンキーと和解する展開とか発想が神か!? 妹ネタの回収もちょっと感動したなぁ。続く。

少年ハリウッド最終回続き。そして完璧にやり切った……はずなのに第二期!? マジでどういうことなんだ、これ以上何をする気なんだ。っていうか来年1月すでに異常な激戦期になってんだけど、シンデレラ潰しに来るのは艦これでもジョジョでもなく少ハリだったかー。

劇場版THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ! VideoM@ster版

基礎情報

監督・キャラデザ・総作監錦織敦史、脚本:錦織敦史高橋龍也
シリーズ演出:高雄統子、美術監督:薄井久代、音響監督:菊田浩巳、音楽:高田龍一
制作:A-1 Pictures(参照サイト、Wikipedia他)


TVアニメ版アイドルマスターの直接的な続編となる劇場版。
最初は2014年1月に全国39スクリーンで公開されたが順次公開規模が拡大、更にはBD/DVD版の発売を前にして作画のクオリティアップを行った「VideoM@ster版」を9月から全国40スクリーン(初期より多い)で再公開するという異例の展開となった。また公開延長に伴い毎週の来場者特典も次々と切り替わり膨大な数のリピーターを生み出した。
元々はTV版の監督でもある錦織敦史が単独で脚本・絵コンテ・演出・作監を手掛ける「錦織アイマスの集大成」として中編規模のライトな作品が想定されていた。だがやはりアイマスでは本格的なドラマをやるべきだとの考えから、企画当時開発中であった「ミリオンライブ!」の新キャラを投入する案が生まれ物語のスケールが肥大化、錦織敦史一人ではとても手に負えないものとなる。そこで助っ人としてTVアニメ版でも中心的な活躍をした高橋龍也高雄統子が急遽参加、高橋がストーリー前半の二十人以上のキャラがドタバタを繰り広げる合宿パートの脚本をまとめ、高雄がストーリー後半のシリアスドラマパートの演出を担当することとなった。よって、連名でクレジットされているが高橋龍也は後半の展開にはタッチしていない。
また高雄統子は当時すでに「お願い!シンデレラ」のPV制作に入っており、劇場版の作業との同時進行だったことがのちに明かされている。(直接の言及はないが、シンデレラのTVアニメ放送が2015年までかかったのにはこの劇場版のスケジュールの厳しさが影響したことは想像に難くない)

鑑賞後ツイート


・昨日、日曜深夜アニメ生視聴を犠牲にした成果……我が生涯二十数年ぶりに!! 映画館で!! 映画観てきた!!(この画像でどこに行ったかわかる人は大体わかる……のか?)


・あ、観たのは弱虫ペダルでもイラストの人でもなく劇場版アイドルマスター(ビデオリマスター版)ですよ。本公開時、散々観に行こうか迷って結局行かず後悔したので、まさかのリベンジチャンスに意を決して飛び込んだ次第。


・しかしまあ、いつもながら本編観てもいないのにシナリオ展開も注目点も大体のセリフも何故か完全に暗記していたので、あくまで現在の劇場の音響や座席の感覚を確かめに行っただけだったなー。最初の予告映像で音のデカさに驚いた。最後尾席だったのに。


・劇場版アイマス本編では、ライブシーンの迫力は勿論のこと「雨音」の演出に劇場でなければ不可能じゃないかと思われる音響の使い方していたのが一番印象的だった。劇場版アイマスアイマスなのにアイドルアニメという路線からかなりカッ飛ばしている点を象徴するような演出だったと思う。


・ちなみにライブシーン、本公開時は違和感の大きかったCGとのマッチングを修正しているそうで確かに初見で勢いに呑まれて観るぶんにはそれほど気にならなかった。最後のクラップや挨拶はむしろゲーム版の雰囲気を伝えるのに残したのかと思ったくらい。ただ、ダンサー組確かにそんな踊ってないな。


・声優とキャラに関しては……釘宮理恵と伊織が最強過ぎてもう全部伊織に任せようぜと言いたくなった。他のメンバーも総じて素晴らしいが、響Pのヘイトがアニマスから積もりに積もっているのは何となくわかる。ミリオン組は本当に、よく製作時のタイミングでこの面子集めたよなぁ。改めて慧眼に感服。


・あと最大の収穫は春香演説シーンですすり泣く声が劇場各所から流れているのを確認できたこと。同じ映画を数十回と観ながら毎回泣くアイマスPは実在したんだ!! 都市伝説じゃないんだ!! と、別に変な意味ではなく真面目に感動した。あ、一応初見らしい女性客二人組なんかも見かけましたよ。


・とはいえ、確かに劇場版アイマスはすこぶる再視聴性の高い作品だとは思う。実質的に二部構成なので意外とダレ場がないのと、二部が相互に影響しているので一方観終わるともう一方を観返したくなる。中毒性まで原作再現していると考えると恐ろしいが。


・あー、あと最後にシンデレラのPV。これ第一話だとすると、凛スカウト→養成所で卯月と出逢う→芽が出ないままそれでも頑張る卯月に感化される凛→オチで三人目の未央登場、で終わりかな? それだけだとパンチに欠ける気もするが作画クオリティは期待以上。月曜移動のデレラジで流れないかな……。


・やっぱりきたじゃん!! デレラジでPV!! 先に劇場で観ていてよかった、のかな……。

プリティーリズム・レインボーライブ

基礎情報

監督:菱田正和、シリーズ構成:井内秀治&坪田文
キャラ原案:okama、キャラデザ:松浦麻衣&Cha Sang Hoon
美術:戸本早苗、背景監督:Lee Hoi Young、音響監督:長崎行男、音楽:長岡成貢
制作:タツノコプロ&DONGWOO ANIMATION(参照サイト、Wikipedia


プリティーリズムシリーズ三作目にして、菱田プリリズ三部作の完結編。
世界観とストーリーを共有していた第一作&第二作と違い、世界観は一新されキャラ原案にokamaを起用したことにより雰囲気もより大人びたものへと変わっている。というか、ストーリーが完全に昼ドラか昭和の大映ドラマ状態。また主題歌は小室哲哉全盛期を代表する「TRF」のカバーが使われ、全体のイメージを更に強固にしている。
本作終了後には三部作のヒロインと続編「プリパラ」のヒロインが共演し三部作の名エピソードを振り返る「プリティーリズム・オールスターセレクション」が放送された。

本放送後ツイート&簡易感想

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・ところで、何か凄いことになってるらしいと聞いて録画溜めてるプリリズのニコ動配信最新回だけ見たのだが……いやホントにべる様どうしてこうなった!? アピール出せないってネタは同じなのに、アイカツとプリリズで真逆いくのも面白いよなー。溜まってる録画、いつか消化できるだろうか……。


簡易感想
・べる様がプリズムラーイブする回しかツイートがなかった……。


・レインボーライブは半分以上の話数を見逃している(録画は残してるけど何か重くて消化できない)けど、見た回がどれもこれも主人公不在で母娘で罵り合ったり父親の事故死の真相で罵り合ったり三角関係を巡って罵り合ったり盗作騒動を巡って罵り合ったり……お前らもうちょっと仲良くしろよ!!


・特に事故死関連の話は、もう完全に主人公ともプリリズとも関係ない領域に突入していて、土曜朝に何やってんだと呆然とするくらいの勢いだったなぁ……。


・基本的にレインボーライブはヒロイン七人が等価に主人公で、だから互いのドラマには他がほとんど干渉できない構図になっているのが何というか、実にクールだった。アイマスアイカツラブライブの仲良し路線を明確に拒否している……。


・ただ、ここまでやってしまうとアイドルアニメというよりも「アイドル主演のドラマ」なので、さすがに商業的には一線を超えてしまっていたのではないかとも思う。


・この「アイドルアニメだったはずがアイドル主演ドラマになってしまう問題」は劇場版アイマスでも発露していて、実はかなり根の深い、アイドルものの本質に関わる問題なのかも知れない。ラブライブ2期はそこをミュージカル演出で最後に「なーんちゃって」とかわしているのだが、それは本来プリリズの得意分野だったはずなんだよなー。


・ともかく、一作目&二作目の評価とはまた違ったカルトな魅力を持つ作品として、長くアイドルアニメの歴史に名を刻む作品ではあるのではないかと。

プリパラ 一年目

基礎情報

監督:森脇真琴、シリーズ構成:土屋理敬、キャラ原案:金谷有希子
キャラデザ:原将治&Cha Sang Hoon、背景監督:Lee Hoi Young
音響監督:長崎行男、音楽:斉藤恒芳
制作:タツノコプロ&DONGWOO A&E


新たな監督に森脇真琴を迎えて生まれ変わった新シリーズ。
「オールスターセレクション」及び劇場版を通じてシリーズの橋渡しはなされているものの、基本的にはプリリズ三部作から独立した新規作品。また、森脇真琴がかつて監督していた「リルぷりっ」とも特に関係はない……はず。
「レインボーライブ」とは打って変わった明るく楽しい空気を前面に出す一方で、きちんとプリリズ仕込みの感動シナリオも繰り出してくる絶妙のバランス感覚が印象的であり、そういったコンセプトでも直接のライバルであるアイカツを脅かす存在になりつつある。
2015年3月には劇場版の公開が、また4月からは第二期へとステップアップすることがすでに発表されている。

本放送後ツイート

・プリパラ、初回録画視聴終了。ぷりが語尾だとプリリズ後継よりもリルぷりっぽいぷりっ!! 監督も森脇真琴だし。正直VRMMO化したかな恵空間がなければプリリズよりはジュエペの雰囲気で過去三部作のように胃が痛くなる展開はなさそうか。あと特番で中の人の足がエロ過ぎだったがCGもエロい!!


・プリパラ、録画視聴終了。ある時は煎餅屋の娘、ある時は堅物風紀委員長、またある時はぶりっ子全開アイドル、然してその実態は……シャイニー!! これは今回、変身という魔法少女要素を投入した意味を如実に反映したキャラってことか。にしても思い切った設定だ。前作から続いて芹澤優の進化も凄い。


・プリパラ、先週のそふぃ仲間入り回をニコ動視聴。隙あらばネタセリフをぶっ込んでくる一方、話自体は超王道。チーム結成を結婚式に見立てて花嫁強奪展開にするアイディアがまた、ナチュラルに百合ってて素晴らしかった。1クール過ぎてプリリズ三部作の良いとこ取りをする手法がこなれてきた印象。

簡易感想

・2クール目から登場のライバルチームの話。そふぃを仲間に加えてみんなで楽しくやってるモードに入ったところで、勝負論に徹するライバルを投入する……というのは王道ながら難しい。普通にやったらせっかくの空気を壊してしまう。


・だから、勝負論→囲碁→イゴイゴ言ってるキャラをライバルにすればいい!! という発想には驚愕しつつも超納得した!! 無茶なんだけど理論上は無理がない!!


・そして、双子がいるなら一人は男の娘でもいいよねという開き直り!! いや、今やもう珍しくもない男の娘アイドルだけど土曜朝の女児向けアニメでさらっと出すなよ!! そして作中で誰か疑問に思えよ!!


・これ、ジェンダー教育とかセクシャルマイノリティ論とか色々出てきそうでもあるのだが、もっと単純に「プリパラは別の自分に変身できる場所」というテーマの表現としてやっぱり理に適ってるのが恐ろしいよなー。


・2クール目最後にはその「プリパラに囚われた人」の代表として校長先生の問題と救済が描かれる。別の自分になっていたからすれ違ってしまった、というオチは意外と考えさせられる。


・大人になった校長がそのままの姿で変身してプリパラに通う姿には、てっきり「プリパラはいずれ卒業する場所」って話になるんだと思っていた身としてはかなりの衝撃だった。


・3クール目に向けて真のラスボスが登場。え、ちゃん子じゃないのこの娘?


・かつてはアイドル役なんてあり得ないと思われてた赤崎千夏が、今期はあきらっきーで大暴れして来期はプリパラで大暴れとなると胸が熱いな。……赤崎アイドルの先駆者である日野茜ちゃんもアニメに出番あるんですよね?

アイカツ! 二年目&三年目

基礎情報

監督:木村隆一、シリーズ構成:加藤陽一、キャラデザ:やぐちひろこ
美術監督:大貫雄司、音響監督:菊田浩巳、音楽:MONACA
制作:サンライズ(参照サイト、Wikipedia


放送直後から大ヒットタイトルとなったアイカツ、2014年は主人公の交代という大きな節目を迎えた。本編中でもその交代劇は描かれるが、より重要な「いちごと美月さんの決着」は劇場版に委ねられている模様。
ちなみに主人公は交代したが、いちご達はまだ卒業したわけではないので先輩として頻繁に顔を出す。ただし、その出番の比率は回を追うごとに低くなっているように感じる。

本放送後ツイート

本編とは無関係だが一応
ランティス特番、終了。まさに自社自賛、けどランティス一社の視点でここ数年のアニソン界を振り返るのも整理されてて悪くなかった。あと締めを飾るのが田所あずさのソロデビューで何か笑った。アイカツ愛!! まあホリプロキャラバン制した逸材なんだしミリマスと並行して売り出してくのかな。


NHK双方向クイズオール声優回から一時離脱。ホリプロ組、今回もデレマスミリマスで紹介されたのにアイカツしやがった!! NHKがまた夢のコラボを実現させてしまったかー。他の代表作紹介では千葉繁の北斗ナレはわりと納得。しかしゲームクイズで最初がパズドラと艦これになる時代か……。


本編
アイカツ!、終了。もう卒業式の準備か……と思ってたら卒業した。早え!! 卒業ダンスは踊りながらの泣きCGが見事で、ここまで演出できるなら本当にもう手描きと遜色ない印象。あ、けど蘭ちゃんの泣き顔はまだCGじゃ無理か。この先は素直に高等部編? オフタイム再びで何か仕掛けてきそうだが。


アイカツ!、終了。オフタイムリベンジで、マジで温泉に入浴……!! テレ東は女児アニメでも攻めるな。前のオフタイムとの間の変化を語るシーンには感慨深くなったなぁ、中の人も僅かの間に成長して、へごったり不憫ったり……。美月さん復活がCMでネタバレされたのは戦隊ロボみたいで笑った。


アイカツ!、終了。ダンスCG進化の逆発想、敢えてヘタに踊る!! これは話の内容に合わせてCGに芝居付けできるようになったからこその演出なんだろうなぁ。CGシーンでアドリブ利くようになると、それに縛られていたシナリオの自由度も増すと。新キャラを最初はいちごの2Pで始めるのも面白い。


アイカツ!、終了。百合スワッピング合コンデート回で、ユリカエデ再結成!! 百合が濃厚過ぎる……と思ったら安定のゆにこ脚本。とはいえ演出も嫁特有の嫉妬視線とかトバシてたなー。作画もユリカ様の甘ロリが素晴らしい。ユリカエデ二年目の不遇を一話で巻き返す奇跡のような出来だった。


アイカツ!、終了。数々の問題を乗り越えての待望のユリカ様単独ライブ回を祝福するように、通常作画の気合の入り方も凄いことに。CMシーンやユリカ様の作画はもとより、モブの幼女まで一人一人可愛いし、いちご達も全身絵の足の長さが穏やかじゃないし……!!


アイカツ、終了。PV撮影トリビアを披露するだけかと思ったら、実際にCGでPV作ってしまうとは……!! CGスタッフどこまで進化するんだよ。あと今回、モブキャラの露出と巨乳が穏やかじゃない!! デフォルメキャラの多用とか作画演出の雰囲気が凄く自由な回だったなー。


アイカツ!、終了。あおいと蘭を揃って落選させるなんて……と思ったらリアル投票では蘭ちゃんだけ落ちてたと知りアニメスタッフはむしろ優しかったんだと理解した。弁当といいリアル連動イベントはアニメでスケジュール合わせるの大変そうだなぁ。


アイカツ!二年目ラスト回、終了。あかりへのバトンタッチを主眼に据えているせいでエピローグ感はあまりないが、その方がしんみりしなくていいか。蘭ちゃんとか、しんみりされると二度と出てこなくなりそうで怖いし。OPはフルで聞くと、いちごの歌からあかりの歌へと確かに印象が変わっていくなぁ。


アイカツ!三年目、初回終了。超美人という触れ込みの新キャラを、しっかりそのように見せる作画演出の精度が素晴らしい。ふふっひ継続とか崖とかネタ要素を引っ張り過ぎな気もするけど、変わらない雰囲気を意識させるにはいい形になってるのかな。OPは逆に少し趣向を変えてきているのも面白い。

簡易感想

・正直、二年目については問題点ばかりが思い出される。


・最大のものは「ドリアカ邪魔問題」。マジでこの優秀なスタッフがあそこまでキャラ&設定を持て余すとは思わなかった。ドリアカ組だけで作った話は充分に面白かったので、やはり「ライバルなのにライバル扱いしない」という矛盾したコンセプトが足を引っ張った気がしてならない。


・「悪人がいない、みんなが肯定される世界」でライバルを立てるのがいかに難しいかを痛感させられる。だから結局は美月さんという「上位存在」に頼らざるを得なくなるわけで。


・そして本編において美月さんを倒したのが実はいちごというよりはパートナーを組んでいたみくるである、という部分はとても興味深かった。みくるは「アイドルを辞める」ことで美月と真に対等な存在になる。アイドルというフィールドから離れることのできるみくるを、アイドルという業に縛られた美月さんはどんな思いで見送ったのか……。


・あとはドリアカの割を食う形で冷遇されていたユリカ様が後半になって一気に巻き返してきたのが印象的。強キャラってのは潰したって潰れないんだよ。


・三年目は、かなり低調な滑り出しに感じていたが尻上がりによくなってきている。


・クリスマス伐採回といい、あかりが未だにいちごの影を追っているだけなのは心配だが、それも含めて徐々に独自色は出てきているのかな。大スター宮の圧倒的な輝きの下で、それでも自分の灯りを見せられるのかどうか。


・ただ不安なのは友人二人のキャラが異様に薄いこと。スミレちゃんは美少女という最強属性があるからまだいいが、もう一人は今のところ存在する意味すらわからない。声が石川由依であることの意味もわからない……。


・つーか、グラシアス!! つまりカルメンのキャラが濃過ぎてこいつが三人目にしか見えないってこと!!


・あとはCGの進化速度がプリパラに負けているように見えるのが不安要素かなぁ。あっちは新規要素をガンガン入れてきているので、こちらももう少し目立つ武器が欲しい。

2014年ツイートまとめ・アイドルアニメ特集、終わりに

長ええええ……。最後に2014年のアイドルアニメを総括するようなことを書こうと思っていたが、もう大体言いたいことは個別に書いちゃったしキリがないし、もういいか。
とりあえずオタク寄りにはラブライブの大爆発、一般女児向けには変わらぬアイカツへの支持とプリパラの躍進があり、女性向けだとうたプリ不在の年に新興勢力が徐々に顔を出してきたという感じか。
とにもかくにも、ラブライブの勢いは凄まじいのでこれが今後にどう影響するのか。他のコンテンツの力まで根こそぎ吸い取ってしまうのか、あるいは共存共栄で更にアイドルアニメ市場を拡大させていくのか読みにくい。
一応、これだけラブライブが伸びてもアイマスは姉妹タイトル複数抱えながら拡大傾向なわけで、WUGがそこそこ戦えていることを考えてもまだ行ける余地はあるのかな。
2015年は麻枝准の新作と京アニの音楽ものもあるので、アイドルアニメというよりはより広範な音楽アニメの時代に入る予感もする。CD市場が冷えきっている今、新曲を量産できるアニメは更に貴重になってくるだろうし……。
ああそうだ、最後に「アナと雪の女王」はアイドルアニメなのか問題っていうのもあったな!! 面倒だから語らないけど!!