（ＴＶＫ）D.C.S.S.〜ダ・カーポ セカンドシーズン〜 ＃２６（終）

何故、主人公とメインヒロインの結婚式という
ハッピーエンドの極みを観て、心がこんなにやさぐれるんだろう・・・。
話としてはまあ、ちゃんとまとまっているんだけど、
根本的な何かが納得することを拒絶するというか。
結局、純一と音夢はまったくノーリスクで
周りのことなど気にせず終始ラブラブ一直線、
ただただアイシアが空回りしていただけの話でした、
というオチはあんまりではないのか。
これは企画レベルでの欠陥なのでどうしようもないのだが、
要は前作で終わっていた話を強引に続けたんで
色々と無理が出ましたってことなんだけど、
そんなことは百も承知での続編だったんじゃないのか？
恋愛模様よりもアイシアの成長という側面に
テーマを移していったのはそういう意味で賢明な判断ではあったが、
やり方が中途半端かつ不用意で結果として傷を広げた感じさえする。
音夢が帰ってくるまではまだ良かったんだけどなー。
音夢の扱いと共に前作との兼ね合いやサブヒロインの処理など、
なし崩し的に判断を誤っていったような・・・。
下手に２クールあったから、サブヒロインの掘り下げ話なども
よせばいいのにやってしまい、本筋の方はダラダラさせてしまいと、
問題が悪化したという面もあったかな。
１クールならドラマが凝縮されてまだ良かったように思う。