へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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(TVK)ラムネ #13(終)

ラムネ Vol.1 [DVD]
健ちゃんは事故の後遺症で眠り続けた・・・。
七海は献身的に介護をしたが状態は良くならず、
やがて疲れた心を癒してくれた同級生と付き合い始める。
鈴夏には「裏切り者!!」と罵られ、
日常に押し潰されていくOL生活の日々。
そんな時、何と健ちゃんが奇跡的に意識を取り戻した。
だが健ちゃんの記憶は、あの高校生の頃のまま。
七海は高校生を演じて健ちゃんと接するが、
甘い夢の時間と現実とのズレは周囲に軋轢を生み、
七海も精神的に追い詰められていく・・・そしてついに
七海は空鍋を掻き回し始めた・・・!!


え〜っと、上の文章は気にしないで下さい。
観ている間中、頭の隅っこにそういうストーリーが
どうしてもこびりついて離れなかったもので・・・。
本編は、非常に丁寧な作りだった。
健次が眠り続ける一年の時間を、過不足なく描写していたのは見事。
サブキャラ達の動きの拾い方も実に上手かった。
特に転校した佐倉さんの、友達を作れない→作れたで
時の流れやキャラの成長を端的に見せていたのは良い演出だった。
健次が目を覚ましてハッピーエンドというのも、
ご都合に感じさせないだけの配慮がされていた。
退院時、七海に支えられているといった細かい表現もあり、
なかなか見所の多い最終回だったと思う。
全体的にも第一話のシュールなインパクトが絶大だったせいで、
その後の比較的丁寧な話運びが光って見えた。
他のギャルゲー原作アニメが軒並み脚本的に
破綻していったことも相対的に評価を上げる一因になったかな。