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(TVK)涼宮ハルヒの憂鬱 #13

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いよいよラス前、「憂鬱」の五話。
消えた朝倉さんのマンションを訪ねるものの、何も情報は得られない。
そこでキョンは、ハルヒが意外と常識的な対応を取ることが出来ること、
そして彼女の口から彼女の憂鬱の正体を知ることになる。
その後の古泉の、ハルヒは内面的には
常識的な少女なのだという話と合わせて、
ハルヒの世界への・・・というか世界に対して無力な自分への
憂鬱の感じ方は非常に普遍的なもので興味深かった。
ジュブナイルというより、日本のマンガ・アニメが歴史的に
延々と取り組んできた
「幼児的万能性への欲望と社会的自己実現との相克」
みたいなテーマを地で行くような話だったんだなー。
もっと単純でおめでたいセカイ系なのかと思ってた。
むしろセカイ系をテーマ的設定的に分解し切った上にある
メタセカイ系というか何というか。よくわからん言葉だが。
古泉にしても、長門やみくるにしても、
それぞれに背負った物語や設定が別個にあり、
しかしそこにはキョン視点では深く入り込めないという構成、
そもそもにして「キョン」だの「キョンの妹」だの「鶴屋さん」だの
キャラ名すら明確には明かされない断片的情報の集積としての物語の形、
SF的ギミックと内的・外的テーマとの組み合わせに
メディアミックス構造まで巻き込んだ商品展開のもろもろ・・・。
いや、何か言葉で上手くまとめられないけど、凄いなこれ。
凄い凄いとは思っていたけど、
ここまで頭の良いことしてるとは思わなかった。
ちゃんとラス前にそういうことがわかるという構成になっていることには、
もう恐怖すら感じる。どこまで巧緻なんだ!?
今までもうっすら不思議に感じてはいたんだけど、
これ一体誰の仕掛けなんだろう?
マジで超監督涼宮ハルヒに匹敵するような
知識と手腕と能力を持った人間がバックで総指揮取ってるとしか
考えられないんだけど・・・プロデューサーがまとめているのか?
現場スタッフの意見だけでCDの発売まで巻き込めないだろうしなぁ・・・。
次回は、ついに最終回。憂鬱のラスト。