コードギアス 反逆のルルーシュ ＃２３

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カードダス マスターズ コードギアス 「反逆のルルーシュ」 2nd BOX
まさに怒涛！！
ギアスの力によって狂気に囚われたユーフェミアをルルーシュが撃ち、
全てはダムが決壊するように一気にうねりとなって流れ出す。
ここで一応の区切りを付ける必要に迫られたからなのか、
それとも元々こういう構成だったのか、それはわからないが、
ともかく一瞬も眼を離すことが許されない超ハイスピード展開。
ユーフェミアがスザクの前で儚く命を落とす一方で、
ゼロはそれを利用し合衆国日本の設立を宣言。
黒の騎士団は蜂起した民衆を取り込み東京へと攻め上がる。
決起集会の様子とユーフェミアの死を交互に見せる演出は、
あざと過ぎるほどあざとくて逆に威力満点だった。
あそこまでクドくやられると押し切られる。完全にパワー勝負の演出。
その勢いのままに、ルルーシュの最後の迷いと
それを振り切らせるＣ．Ｃ．の裏のある優しさ、
ユーフェミアの死によって衝撃を受けるコーネリアと
衝撃なんて言葉じゃ済まない崩壊ぶりを見せるニーナ、
扇とのラブラブを見せつけたあとで暴徒に襲われるヴィレッタなど、
状況に押し流されていく各キャラの姿を高速で見せていく。
普通なら性急過ぎて冷めるところだが、
どれも今まで積み重ねてきたサブエピソードの上に
新しい積み木を置くような形になっているので、
最低限の情報しかなくとも混乱するようなことはない。
このバタバタした内容にも揺るがない脚本の組み立ては見事。
ＳＥＥＤや舞−ＨｉＭＥ系の印象強い構成だけど、
元々リヴァイアスでやってた手法だけあって
谷口監督はその構成をそのまま演出として疾走感を出すことに
繋げるという一歩進んだことを意識しているんじゃないかと思う。
「２４」のような海外ドラマの影響もあるんだろうけど、
それにしても今回のこのテンポの極まり具合は異常。
追い込まれて一線突き抜けたような感覚があったなぁ。
マオをそうしたようにルルーシュを抱き止めたＣ．Ｃ．だが、
どうやらルルーシュの母親と電波で会話していた模様。
まさか父親超えの物語と見せて母親がラスボスなのか！？
この段階で作品の根底を揺るがすような設定出してくるから恐ろしい。
ニーナはマジで爆弾作っちゃう気だろうか？
意外な伏兵として最後に立ち塞がるポジションかな。
ヴィレッタは暴行受けて記憶が戻るとか？
どっちみち扇には最悪のシナリオしかなさそうだ・・・。
そして、スザクの前にはＶ．Ｖ．と名乗る少年が現れ、
その後スザクとルルーシュが電話で会話するクライマックスに。
あの会話内容・・・スザクは真実を知り、
ルルーシュもそれを承知で受けたんだろうけど、
二人ともすでに悟り切っている様子で美しくも切ない。
ルルーシュは最後の悪役笑いからしてユーフェミアを撃った時点で
全て吹っ切りスザクとも決別する決意は出来ていたんだろうけど、
スザクの方はあの短時間でどう心の切り替えをしたんだろう？
それとも、ルルーシュならやりかねないと
どこかでわかっていた部分があったのだろうか？
とにもかくにも、これでダブル主人公激突のお膳立ては整い、
オレンジも「おはようございました」で復活し役者も揃った。
さあ、あとは第一期ラストとなる２４・２５話放送を待つばかりだ！！

放送は夏ですが。

・・・この状態で三ヶ月くらい待つのーーーっ！！？
たぶん第二期開始までの丁度中間辺りで放送して
視聴者の興味を繋ごうって作戦なんだろうけど、
そんな姑息なことしなくても忘れやしないから早く、
なるべく早く続きをーっ！！