へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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(TVK)(新)sola #1

colorless wind
mellow melody
kanonの原作者の一人である久弥直樹
ダ・カーポなどでキャラデザを務めた七尾奈留のコラボによる
メディアミックス企画のアニメ版。
ゲーム主導ではなくあくまで総合企画ということらしい。
監督は小林智樹、アニメ版のキャラデザは古賀誠
しかし、この第一話を観る限りは
非常に美少女ゲーム的なストーリー展開をしている。
夜明け前の公園で自販機を殴っている少女と出会い、
雨の日に再会し、そして崩れかけた教会で
運命的な三度目の出会いを果たす。
話が進展しているというより、イベントを一つ一つ
こなしてるような印象を受ける。
ああ、ここでは雨と戯れるヒロインの一枚絵が入るんだろうな、とか。
主人公にしろヒロイン達にしろ、設定や性格描写が小出しなので、
この第一話だけでは導入としてかなり不親切。
そのぶん先への期待を煽る効果はあるだろうから
悪いわけではないけれど、わかりにくいには違いない。
あのヒロイン、夜明け前に消えたり光を嫌っていたのは、
光を浴びられない種族だとかそういう設定があるのだろうか?
主人公と姉と、姉と呼ぶのに違和感あるという幼馴染の姉妹の関係も
今回だけでは不明瞭。中原麻衣はうたわれに続いて病弱キャラか。
いつもと違う演技が監督に気に入られたのだろうか?
能登麻美子のメインヒロインの方は、一歩間違えると
デンパさんになってしまうところを能登ボイスのおかげで
神秘的な印象に収まっていて、まずまず。
どのヒロインも本格的に魅力が出てくるにはしばらくかかりそうで、
全体的にスロースターターな作品なのかなという感じはする。
作画は丁寧で好印象。街の情景を描いた背景美術が美しかった。
海があって山があって路面電車が走っていて、
あの街はどこがモデルなんだろう?