機動戦士ガンダム00 #3
「乙女座の私にはセンチメンタリズムな運命を感じられずにはいられない」
いや、言ってる内容自体も相当どうかしてるが、
普通「感じずにはいられない」じゃないのかグラハム!?
前回に輪をかけて黒田洋介風富野ゼリフが切れ味増してきたなー。
「オレに触るな」の繰り返しなどはスクライド時代を彷彿とさせる。
しかしグラハムはカッコ良いライバルなのかと思ったら、
どうもコーラサワーと大差なくなりそうだなぁ。
ストーリー的には、各勢力のガンダム分析とまた新たな紛争介入、
エクシアが人革連のエースと激突し三大勢力のエース全てと
一回戦を終了させるという流れ。
この三話までで最初のエピソードが一区切り付いたという印象。
与えられた情報から各勢力がジリジリとガンダムの謎に
迫っていく展開は地味ではあるがサスペンス的で結構面白い。
ガンダムの太陽炉と接続しないと母艦がまともに動かないなど、
四機のガンダムの運用に関しては結構際どいところがあるようなので、
その辺から無敵のガンダムをいかに切り崩していくかという
駆け引きが今後出てくるってことなのだろうか。
マイスター四人が初めて全員集合して、
ギスギスした様子を見せていたのは期待通りで楽しかった。
ここでも一番キツいのはティエリアなんだなー。
刹那は四人のなかではちょっと未熟に見られているわけね。
新たな紛争介入は、麻薬畑を焼く際にアレルヤに人殺しとは違う
正義の行動であると語らせながらそれを呆然と見つめる
貧しい農民の姿を映すというバランスの取り方が興味深かった。
今のところ表面的にはソレスタルビーイングの行動に
理があるように語りながら、一方で絵の端々に
そんな単純ではないというメッセージを紛れ込ませる演出か。
リアルIRAの停戦もそのうちまた活動再開するんだろうしなぁ。
刹那が日本で普通に部屋借りて暮らしているというオチには驚いたが、
まさかこのまま学園編に突入したりしないだろうな・・・?
沙慈やルイスに正体知られて「お前を殺す」とか言い出さないか心配だ。