（ＴＶＫ）シゴフミ ＃３

　Chain
放送前から現実の事件と類似する箇所があったんで規制入りますという情報が。
そのせいで結局またそういう話なのかと余計に身構えてしまった。
実際規制されたのは教室に乗り込んだ父親が持っていたであろう武器かな？
たぶん猟銃持っててそれが発砲事件を連想させるってことになったのかと。
しかし、本編の若者の自殺を巡る内容と武器の絵一つと、
本質的には一体どっちがより問題なのか問題でないのか・・・。
本編自体は今回も実に丁寧かつ切れ味があって面白かったのだが、
提示されたテーマやそれを巡る演出に関しては引っ掛かる部分も多かった。
紋切り型なケータイ・ゲーム・ワイドショーなんかの扱い方といい、
「自殺するのに理由なんかない、そういう感覚はわかる」という共感で
友達関係が成立していくというオチの付け方といい、
何というか、いかにも過ぎるような気がしてしまって逆に乗り切れなかった。
狙いが的確過ぎてわざとらしいというか・・・贅沢な言い方かも知れないけど。
フミカの正体を巡る話が同時進行で出てきたのも、
物語全体を貫く要素としては興味深いが今回の話には邪魔になっていたように思う。
何で完全オムニバスではなく連続ものの要素を入れてきたんだろう？
三話まできて、作品の色はわかってきたがまだ真意が読めないなぁ。