へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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Yes!プリキュア5 #49(終)

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決戦のなか、デスパライアが心を持っていることに気付いたのぞみは
変身を解きデスパライアにも手を差し伸べる。
カワリーノを失い力を暴走させ始めたデスパライアは、
のぞみ達に自らを封印するよう頼み、そして戦いは終わった・・・。
これまでのプリキュアシリーズは徹底して巨大な悪を叩きのめして終了という
勧善懲悪路線を貫いていて、敵との和解エンドは敢えて避けていた印象があったが、
今回そこに踏み込んできたことにはこの作品のこだわりと決意が感じられたなぁ。
まあそのせいで巨大化したラスボスを必殺技でぶちのめす的な
カタルシスのある最終決戦にならなかったのは若干残念ではあるけど。
五人になったことによる集団性、夢を見つけるという方向性が、
より社会性の強いテーマへと作品を引っ張っていったってことなのかな。
のぞみがココとの関わりを通じて先生になるという夢を掴むラストには、
人間関係のなかでこそ夢は生まれ育まれるといった、
コミュニケーション重視のテーマが凝縮されていたように思う。
あなたとわたしの「ふたり」から、みんなで社会に出ていく「5」へ。
何か閉じた関係性から共同体回復による社会での自己実現へ・・・みたいな
どーでも良いことを少し考えたが、本当にそんなこじつけは別にいらないのだろうな。
元気な少女達が互いに支え合って真っ直ぐに成長していく、
シリーズを通じても実に完成度の高い成長物語だった。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。
・・・といってもすぐに「GOGO」に続くのですが。
しかしこれだけ美しく終わったのに、続きなんかやって大丈夫なんだろうか・・・。