へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

なれのはて 過去感想は作品タイトルで検索してください

スポンサードリンク

(新)仮面ライダーキバ #1

装着変身 仮面ライダーキバ (キバフォーム) Break the Chain
平成ライダーシリーズ九作目。
吸血鬼をモチーフにしていること、親子二世代に渡る物語であることは
事前情報で聞いていたものの、父親の時代である86年と主人公の時代である08年を
ザッピングで同時進行していく構成だとまでは思っていなかったので少し混乱した。
複数視点の同時進行は平成ライダーシリーズがずっとやってきたことではあるが、
複雑さを時間移動ネタに任せて基本路線はシンプルな構成に
戻していた電王にすっかり慣れてしまっていたから、
頭を切り替えるのには時間がかかりそうだなぁ・・・。
今後もっと86年のシーンにそれらしい風俗や流行の描写が出てくれば
見た目でわかりやすくなりそうな気もする。
今回の脚本は井上敏樹。このトリッキーな構成をどれだけ使いこなしてくれるのか期待。
キャラに関しては、現代の主人公にしろ過去の父親にしろ、
強烈な個性を最初に見せて強引にキャラ立てさせていたものの、
どちらもあまり共感を呼ぶようなタイプではないので内面が見えてくるまでは微妙か。
しかしいきなり主人公の風呂シーン入れてくるとはなー。
あの性格でばっちりすね毛が生えてるのは何か生々しいぞ・・・。
キツめの性格したヒロイン二人や世話焼き少女などもまだ説明が不充分、
というわけで今回何だかんだで一番魅力的だったのは、
やはりキバットバット三世ということになる。
杉田智和の演技が今まであまり聞いたことのないような
ちゃんとマスコットキャラらしいものになっていたのには感心した。
人間サイドの設定や構成がややこしいので、
たぶん序盤はキバットで乗り切ろうという作戦もあるのだろうな。
いちいち手に噛みつく変身ポーズには笑った。
戦闘シーンは特殊効果やCGをエスカレートさせていた
最近の流れからすると正統派なアクションだった印象。
ライダーキック演出には痺れたものの他は地味かなぁ・・・と思っていたら
ビルから何か出てきてびびった。バトル後にCGの見せ場があるのか!!
全体的に、ドラマや構成などはカブトまでの高年齢層向けのテイスト、
アイテムや演出などは電王的な低年齢層向けのテイストと、ごっちゃになっている印象。
これがまとまって一つの「キバ」らしさを成立させていくのかどうか、しばらく様子見。