へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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しおんの王 #22(終)

しおんの王 四 [DVD] しおんの王 五 [DVD]
羽仁名人を下し紫音勝利、そして自らの声で羽仁と決別し
紫音は新たな将棋の世界に邁進していく。
羽仁が殺人を犯した理由が「紫音を鍛えて自分を高みに導く存在にする為」という
かなりイっちゃった内容だったのは多少拍子抜け。
結局はただの将棋狂人になってしまい、深みが足りなかったかなぁ。
もっと狂気だけではない羽仁の内面を描いて欲しかった。
ただまあ、紫音の成長物語という側面は過不足なく描かれたのでわりと納得。
周囲の人間を魅力的に見せてきたことが、
紫音の辿り着いた答えに自然と力を与えていたのも見事だった。
全体的に、サスペンス&将棋というアンバランスな題材を
キャラの魅力で強引にまとめて引っ張っていく感じの作りだったので、
作画や声優陣の演技によって印象が左右される点が多かった。
沼田誠也の濃いキャラデザを活かすのに最初は苦労していたようだが、
後半からは本当に上手くやっていたなー。
声優陣も後半になるにつれてテンション上がっていて良かった。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。