（新）ケータイ捜査官7 ＃１

原作をプロダクションI・G、シリーズ監督を三池崇史が務める特撮番組。
正直、まったく期待していなかったので何でこれがゴールデンで
放送されるのか疑問だったのだが、実際観てその作りの本気さに考えを改めた。
喋るケータイとバディを組む設定は「ナイトライダー」みたいで楽しいし、
学校では空気呼ばわりされている主人公が臆病に見えて実は行動力抜群で、
カッコ良い大人の男に助けられその遺志を継ぐという展開は素直に燃える。
あまりに各要素がストレート過ぎる気もしないではないが、
ジュブナイルＳＦとすればこれくらいの方がわかりやすくて良いのかな。
変身ヒーローなら朝にやればいい、捻った大人向けなら深夜にやればいい、
敢えてゴールデンタイムにやる以上、このアプローチは正しいように思う。
ケータイが変形してロボになるという日常と地続きな
ギミックをメインに据えているのも一般視聴者を意識してのことだろうし、
「ケータイ捜査官7」というあんまりなタイトルも
あくまでわかりやすさを第一に狙ってのものなのかも知れない。
まあ、ケータイ刑事と被ってるんだけど・・・。
役者もなかなか魅力的だし、今後大物演出陣が参加するという話もあるし、
クオリティを落とさなければ意外と化けるんじゃないかと期待。