へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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COWBOY BEBOP(再) #23・24

COWBOY BEBOP DVD-BOX (アンコールプレス版)
新興宗教ネタを扱った「ブレイン・スクラッチ」と、
フェイ過去編ラスト&エドとの別れを描く「ハード・ラック・ウーマン」。
一話目は、放送当時はオウム事件の記憶も新しかったうえに
まさに世紀末だったわけで、そういう時代の匂いが濃い内容だった。
スクラッチというテーマに合わせて画面を頻繁に切り替えていく演出や、
最終的に神とはTVだというメタ的な語りになるところも面白い。
自由にやれる最後の回にこういう話を持ってくる姿勢に、
スタッフがこの作品にどんな可能性を見出していたのかを考えさせられるなぁ。
二話目は、記憶を取り戻したフェイと静かに去っていくエド&アイン、
そして残されてゆで卵ヤケ食いする男二人の様子を淡々と描いていく
クライマックスの美しさが素晴らしい。
あの単純に寂しいだけでもなく、カッコ良いだけでもない、
不思議な力強さを感じさせるラストは実にこの作品らしかった。
あと、中村豊原画のスパイクVSエド父の格闘シーンが凄い出来。