コードギアス 反逆のルルーシュR2 #16
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奴隷幼女化してしまったC.C.に手を焼きながらも、
ルルーシュはついにブリタニアに匹敵する一大勢力「超合集国」の構築に成功する。
ここに至るまでの政治的駆け引きの部分は清々しいまでに説明すっ飛ばされていたので
今一つ世界情勢が激変していくダイナミズムを感じにくいのだが、
両陣営の個々人の反応などで最低限の昂揚感はちゃんと拾っていた印象。
しかし、武装解除した超合集国に付く独立軍という形になった黒の騎士団で
ゼロがわざわざCEOを名乗っていることがさらっと流されていたが、
これって国家から切り離した擬似国連軍を傭兵会社化して
いち個人が支配下に置くというとわりとリアルな世界征服構図なんじゃ・・・。
皇帝復活にルルーシュはビビリまくっていたものの、
立場的には帝国制の頂点に立つ皇帝と民主資本主義制の頂点に立つCEOということで、
確かに二大勢力として対等なところにまでは昇ってきたということか。
だが、肝心のルルーシュは未だに中身ヘタレなうえに
頼れる女性陣が全部いなくなってしまいナナリーのことだけであっさりテンパる始末。
で、最後に頼れるのはやっぱり友達だよな!!・・・ということで
スザクに電話してナナリーを守って下さいお願いしますと頼み込むことに。
ここで、こんなプライドかなぐり捨てる形でルルーシュとスザクの関係が
再構築されていく流れが出来てくるとは・・・いつもながら上手いなぁ。
しかもその直前にスザクの方もブチキレたカレンにボコられて
ヘタレているという合わせ鏡。理想を追いつつ駄目人間な似た者同士か・・・。
あのカレンの連続コンボはスザクに対する物語的なストレスを
一気に吐き出すような勢いがあって観てて非常に気持ちが良かった。
ここからルルーシュとスザクが一時的にでも組む形になるのか、
それとも結局二人はわかり合えないという結論になるのか、
存在感が弱まっていたスザクの扱いがどうなっていくのかも含めて楽しみ。
ニーナの超兵器をランスロットに載せることになったのは、
最終的にスザクが日本を滅ぼす最悪の結果に繋がりそうで怖いが・・・。
あと、扇だけ出てきてヴィレッタがどうなったのか明かされない、
千葉の藤堂に対する告白死亡フラグ、コーネリア監禁したオレンジなど、
また思わせぶりな伏線も増えていくなぁ。
それにしてもコーネリアの監禁姿、一瞬下着なのかと思ってしまった。