D.gray-man #101
リナリー、己の運命への決断。
婦長さんとのやりとりからルベリエ乱入による葛藤、
そして最後の「大嫌いな神様・・・」に至るまでのドラマが
リナリー一本で無駄なくまとまっていて見事だった。
原作通りといえばそうなんだけど、そこにある魅力を
まったく殺さずにむしろ凝縮していく演出が映えていたなぁ。
伊藤静の演技的にも、ずっと続いてきたリナリーの物語に
一区切りをつける重要な内容だけに気合い充分だった。
婦長の優しさで一旦崩れる泣きの演技も良かったけど、
そこから悲壮な覚悟とともに立ち上がっていく流れも美しい。
同じく守るべきものを持ちながらリナリーに対するスタンスを
両極端にするコムイとルベリエ、ナイト的な活躍をする神田とラビなど、
サブキャラの立ち位置がリナリーを軸にはっきりしていくのも上手かった。
で、そういう時にはアレンは寝てると・・・。
まあアレンとリナリーの関係はレベル4戦で結実する展開なのだが。