へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

なれのはて 過去感想は作品タイトルで検索してください

スポンサードリンク

(TVK)ストライクウィッチーズ #12(終)

ストライクウィッチーズ 限定版 第2巻 [DVD]ストライクウィッチーズ 限定版 第3巻 [DVD]TVアニメーション ストライクウィッチーズ コンプリートエンディングテーマコレクションTVアニメーション ストライクウィッチーズ オリジナルサウンドトラック
ストライクウィッチーズ 限定版 第4巻 [DVD] ストライクウィッチーズ 限定版 第5巻 [DVD]
ストライクウィッチーズ 限定版 第6巻 [DVD]
坂本のストライカーユニットでウォーロックに立ち向かう芳佳、
その姿を見てウィッチーズのメンバーが再び基地に結集し出撃する!!
芳佳の孤軍奮闘とウィッチーズ復活を描いていく前半は、
各キャラ同士の関係性を丁寧にまとめているのが楽しかった。
ついに坂本さんへの想いが報われるペリーヌや芳佳への友情を確認するリーネ、
すっかりキャラが崩れて楽しいツンデレになってしまったバルクホルンなど、
短いなかで良くこれだけキャラを大切に出来ているものだと感心。
で、そのまま復活したウィッチーズがウォーロックを倒して
終わるのかと思ったら・・・ウォーロックと赤城が超融合して
巨大空中戦艦になるというクライマックスのラスボス大仕掛けが発生。
内部突入してコアを叩かなければならないとか、
お約束パターンをきれいに踏襲していく燃えシチュエーションの
組み立て方が実に上手かったなー。ここでも各キャラの見せ場と
カップリングに合わせた百合描写を合体させていたのも抜け目ない・・・。
戦闘シーンもパンツじゃないもののアップから入りこだわりに溢れた
空中戦を繰り広げるというこの作品の集大成的なもので見応えは充分だった。
最後、芳佳が自分のユニットをコアに向けて放ったのは、
戦いの象徴であり父の形見でもあるというユニットを
敵に返すという形で芳佳の複雑な想いと成長を両方表現していたのだろうか?
そこに勿論、特攻ネタも合わさっているんだろうけど・・・。
エピローグは、まさかの花澤香菜オチに衝撃!!
えーと、これは二期への本気の前フリなのかネタなのか戸惑うなー。
まだネウロイ関係の問題に全然決着ついてないし、
そもそも1クールでやるには元から無理ある話だったので
二期の可能性は充分あるとは思うんだけど・・・GONZOの未来は読めないから。
全体としては、最初パンツじゃない露骨なキャラデザとマニアックな
戦争ネタの融合に古典的な「メカと美少女」妄想が極限に達して肥大化したような
歪んだ作品になるんじゃないかという懸念を持っていたのだが、
とにかくその辺の問題点に対する高村和宏監督以下スタッフのバランス取りが絶妙で、
こんな設定なのにちゃんと「健全」な方向性を指し示し続けていたのが凄かった。
下品になり過ぎないように、戦争賛美や冒涜と受け取られないように、
見た目のキャッチーさに頼り切りにならないように、
キャラとその雰囲気の良さを崩さず活かしていくように、
とにかく細かく気を遣ってあらゆる要素を手抜きなく作り込んでいたのが見事。
ただ、それにしたって個人的に、まさかここまでこの作品が
人気を博すとは思っていなかったので驚いた。日本は本当に大丈夫なのか!?
まあ確かにこれは日本以外では絶対に作りようのない作品なので、
日本アニメの可能性を考えるうえでは結構重要なのかも知れないけど・・・。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。