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二十面相の娘 #22(終)

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あれから三年、チコに会いにロンドンにやってきた春華は、
そこで迷子の少年を助ける為に少女探偵団を久々に復活させる。
月日の流れで変わっていくものと変わらない心、
二十面相を追いかけ続けたチコの物語から少し離れて
少女探偵団の友情と成長を確認する形になった最終回。
アニメオリジナルの終わり方だったらしいけど、
これはこれでチコの自立をよりはっきりと示していて良かった。
春華の結婚問題も、婚約者は悪い奴じゃないようなので
当人が納得を得られてこれで良かったってことなのかな・・・。
切り裂きジャックや助けた迷子が小林少年だったという小ネタも
最後の番外編としては気が利いていた印象。
「何かが始まる予感がする」という第一話のキーワードを反復して、
やっぱり「おじさん」で締めるラストも美しかった。
全体的にも凄く丁寧な、ボンズ×テレコムというコラボが
一番良い形で結果になった作品であったように思う。
アクションが物凄く良く動く世界名作劇場っていうか・・・。
あとは、今までの路線とは少し違うおとなしいが芯は強く、
時に恐ろしいまでの凄味も見せるチコという主人公を
演じ切った平野綾は何だかんだで印象的だったなぁ・・・。
二十面相の内田夕夜やメイド役&お世話役が今期妙にかぶってた新井里美など、
周囲を固める声優陣も個性と魅力を充分に発揮していたし、
本当にあらゆる点でクオリティが高いレベルで安定した作品だった。
ただ、そのぶん尖ったところがあまりなかったのはさすがに仕方ないか。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。