ワールド・デストラクション〜世界撲滅の六人〜 ＃１３（終）

　ワールド・デストラクション~世界撲滅の六人~ Vol.3 [DVD]
デストラクトコードの正体、それは創世より数万年の時を生きてきた
キリエ自身だった。そしてモルテの願いを受けてキリエは発動する・・・。
キリエがそのまま記憶喪失のデストラクトコードだったという話になったが、
今までの性格は一体どこからきたものだったんだろう？
数万年の放浪でスレる前はあんなだったってこと？
覚醒キリエの圧倒的な存在感の見せ方はわりと面白かったなー。
砂にされちゃったワシ師と部下の人達は気の毒な感じだったけど・・・。
モルテのキスによってキリエが停止し世界が救われるというオチは、
王道中の王道ではあるもののモルテの心理変化を積み上げていたおかげで
そんなに陳腐な印象はなく普通に良いクライマックスになっていた。
ただ、他のキャラがほとんど活躍しなかったのは残念。
トッピーにも何か手伝って欲しかったし、
救済委員会の二人はワニ師ボコっただけで他にやることなかったし、
アドルに至っては出番があっただけマシという扱い・・・！！
「世界撲滅の六人」ってアニメ版タイトルは完全に詐欺だったと思うぞ。
ゲーム宣伝のメディアミックス作品ということもあり、
正直あまり期待値は高くなかったし完成度もそれほどではなかったのだが、
観ているうちに妙に好意的に見せてくる不思議な魅力のある作品だった。
メイン三人の掛け合いや、バラつきがあるがゆえに毎回注目点のある作画、
今時珍しいド直球なファンタジーＲＰＧ世界観など、
気楽に楽しめるところが多かったのが良かったのかも知れない。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。