(TVK)(新)屍姫 赫 #1
Beautiful fighter 初回限定盤 オリジナル・サウンドトラック 屍姫 赫
原作未読。
監督:むらた雅彦、シリーズ構成:會川昇、キャラデザ:久保田誓&貞方希久子。
キャラデザコンビからわかるように制作はガイナックス。
養護施設で育った主人公は親代わりになってくれていた住職が、
少女のゾンビと一緒に何やら危険な仕事をしていることを知る。
悩みながら一人暮らしを決意した主人公だが、その引っ越し作業の途中で
再びその少女と出会うことになる・・・という第一話。
とはいえ、主人公とヒロインを同時並行で見せていく構成なので、
どっちがメインのどういう話なのかは今一つ掴みにくい。
屍姫は怪物化した他の屍と戦う為にだけ存在していて、
パートナー以外には疎まれているということらしいのだが、
身体性を失った少女がパートナーの男の所有物と化しながら
過酷な戦いを繰り広げていくという点で、
ガンスリンガーガールみたいなテーマが出てきたりするんだろうか?
単純に住職が死んであとを主人公が引き継ぐのか、
それともモノ扱いなヒロインとそうとは知らない主人公が
愛し合っていくような寝取られ度の高い展開になっていくのか、
メイン二人の関係性がどうなっていくのかも現時点ではまだ不明。
作画は、アクションにはガイナらしいケレン味が溢れているのに加えて、
日常芝居やサスペンスシーンも映像的に凝っていて面白い。
ただ、画面の雰囲気切り替えが激しいので観ていて若干疲れる感じはする。
第一話の作監は貞方希久子だったが、柔らかいタッチと
エログロなアクション&サービスのギャップがなかなか良かった。
ヒロインのミニスカ太もも描写のこだわりも見事。
しかし何であんな仕事させてるゾンビ少女にミニスカ制服着せてるんだという
根本的な疑問は突っ込んじゃ駄目なんだろーか?
総じて基本的なクオリティは高くこの先も期待は持てるのだが、
そういう他の要素を全て打ち消しかねない不安要素は、
メイン二人の声優が揃って新人というところだよなぁ・・・。
声質自体は悪くないのだが長ゼリフになると、まだどうしてもキツい。
どちらも今後の成長は見込めそうなのでどうにか頑張って欲しい。